どうも、物欲パパです。
試合の帰りの車で、子どもが黙っている。
思い当たる方は、この記事を読む意味があります。私も含めて、です。
グラウンドでの親の言動は、本人が思っているより何倍も届いています。応援のつもりの一言、良かれと思ったアドバイス、他の子と比べた何気ないひとこと。子どもは、全部覚えています。
この記事では、少年野球でやってはいけない声かけとNG行動を10個挙げます。誰かを責めるためではなく、帰りの車を静かにしないために書きます。
結論:親の役割は「指導」ではなく「安全基地」でいること
- 技術指導は指導者に任せる。親とコーチが違うことを言うと子どもが混乱します
- 結果ではなくプロセスを褒める。「打った」ではなく「思い切って振った」を評価する
- 試合中の指示出しはしない。子どもは親の顔色を見てプレーするようになります
- 他の子と比べない。比較はやる気を最も確実に削ります
- 家では野球の話を持ち込みすぎない。野球が「逃げ場のないもの」になります
やってはいけないNG行動10
1. 試合中に技術指示を飛ばす
「もっと腰を落とせ」「振り遅れてるぞ」。応援席から飛ぶこの声、子どもには聞こえています。そしてベンチの指導者の指示と食い違うと、子どもはどちらに従えばいいか分からなくなります。
言い換え:「ナイスバッティング」「よく見た」。判断ではなく、行動を認める言葉に。
2. エラーやミスを責める
ミスをして一番悔しいのは本人です。そこに追い打ちをかけると、次から「ミスしないこと」が目的になり、消極的なプレーをするようになります。
言い換え:「切り替えていこう」「次だ次」。過去ではなく次に目を向けさせる。
3. 他の子と比べる
「○○くんはもう打ってるのに」。この一言で、子どもの中に「野球=劣等感」が刷り込まれます。しかもチームメイトへの敵意にもつながります。
言い換え:「先週より速く走れてたな」。比較対象は他人ではなく、過去の本人に。
4. 結果だけを褒める・評価する
ヒットを打った日だけ機嫌がいい親。子どもはすぐ気づきます。そして結果が出ない日は親の顔を見られなくなります。
言い換え:「初球から振っていったのが良かった」。プロセスを具体的に言葉にする。
プロセスを褒める具体例
×「ヒット打ててよかったな」 → ○「追い込まれてもしっかり振ってたな」
×「エラーしなくてよかった」 → ○「最初の一歩が速かった」
×「勝ててよかったな」 → ○「声出しててチームが締まってた」
×「三振か…」 → ○「相手のピッチャー速かったな。よく食らいついた」
5. 審判の判定に文句を言う
これは絶対にやめてください。学童の審判は、多くが保護者やコーチのボランティアです。そして子どもは、親が大人に食ってかかる姿を見ています。
判定への不満を口にする親の子は、自分もミスを人のせいにするようになります。私はこれを何度も見ました。
6. 指導者への不満を子どもの前で言う
「あのコーチの言うことはおかしい」。この一言で、子どもは指導者の話を聞かなくなります。結果として一番損をするのは子どもです。
不満があるなら、子どもがいない場所で直接指導者に伝えてください。それが筋です。
7. 家に帰ってからも反省会をする
車の中、夕飯の席、寝る前。ずっと今日の試合の話。子どもにとって野球から逃げられる時間がなくなります。
私の実感では、子どもから話し出さない限り、親から振らないほうがいい。聞きたくなる気持ちを抑えるのが、親の一番の修行です。
8. 保護者同士で選手の批評をする
「あの子は肩が弱い」「うちの子のほうが…」。応援席での会話は、驚くほど広がります。そして必ず本人や親の耳に届きます。
9. 送迎や当番を「やってあげている」態度で行う
誰かが引き受けているから、チームが成り立っています。不満があるなら仕組みを変える話をすべきで、態度で示すのは違います。当番の実情は少年野球のお茶当番は今どうなってる?|廃止の流れと乗り切り方にまとめています。
10. 自分の野球経験を押し付ける
これは経験者の親が最もやりがちです。「俺のときはこうだった」は、今の指導と食い違うことがよくあります。
野球の指導論はこの20年で大きく変わりました。うさぎ跳び、水を飲むな、投げ込み量。かつての常識は、今では否定されているものが多いです。
逆に、やってほしいこと5つ
- チーム全員に声をかける。我が子だけを応援する親より、全員を応援する親のほうが子どもも誇らしい
- 「見てたよ」と伝える。結果に触れず、見ていたことだけを伝えるのが一番効きます
- 道具の手入れを一緒にやる。技術の話をせずに野球に関われる貴重な時間です
- ご飯をしっかり作る。成長期の体づくりで親ができる最大の貢献です
- 親自身が楽しむ。親が楽しそうにしていると、子どもも野球を好きでいられます
特に2つ目の「見てたよ」は効きます。評価も助言も入れず、ただ見ていた事実だけを伝える。子どもは「ちゃんと見てもらえている」と分かるだけで安心します。
親自身が消耗しないことも大事
ここは意外と語られませんが、重要です。寒さや疲れで消耗している親は、優しい声かけができません。これは性格ではなく、体力の問題です。
| 状況 | 効く装備 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 一日中の立ちっぱなし | 折りたたみチェア(背もたれ付き) | 3,000〜10,000円 |
| 夏の炎天下 | 日除けタープ・帽子・冷却タオル | 2,000〜15,000円 |
| 冬の底冷え | 防寒ブーツ・ダウンブランケット・カイロ | 3,000〜20,000円 |
| 長時間の観戦 | 保温ポット・クーラーボックス | 2,000〜8,000円 |
冬の防寒は特に効きます。詳しくは秋冬の少年野球 防寒グッズまとめ|保護者が寒さで消耗しないためににまとめました。パパコーチの持ち物リスト|一日を乗り切る必需品もあわせてどうぞ。
親ができる、最も価値のある関わり方
技術指導ができなくても、親にしかできないことがあります。
親にしかできない3つのこと
1. 道具を整えてあげる:グラブの手入れ、スパイクの手入れ、バットのグリップ交換。一緒にやると技術の話をせずに野球でつながれます。
2. 体をつくる食事を出す:少年期の体づくりは、練習量より食事の影響が大きいです。ここは親の独壇場です。
3. スコアや記録を残す:試合の記録をつけると、結果ではなく成長が見えます。親の視点も自然と変わります。
3つ目のスコアは特におすすめです。記録をつけていると、「打てなかった」ではなく「フルカウントまで粘った」が見えるようになります。少年野球のスコアブックの付け方入門|記号の意味と書き方で書き方を解説しています。
よくある質問
まとめ
- 親の役割は「指導」ではなく「安全基地」でいること
- 試合中の技術指示はしない。応援と指示は別物です
- 結果ではなくプロセスを、具体的に言葉にして褒める
- 比べる相手は他の子ではなく過去の本人
- 審判・指導者への不満を子どもの前で言わない
- 家に野球を持ち込みすぎない。逃げ場を残してあげる
- 怒鳴ってしまったら謝ればいい。完璧な親でなくて大丈夫です
ここまで偉そうに書きましたが、私も全部できているわけではありません。今でも試合後に言いすぎて反省する日があります。ただ、意識しているかどうかで頻度は確実に減ります。子どもが大人になったときに覚えているのは、ヒットの数ではなく「応援してもらった記憶」のほうです。そこだけは間違えないようにしたいと思っています。
物欲パパでした。(黙って見ているのが一番難しい。だから私は口の代わりにグラブを磨いています)
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※記載の価格は2026年9月時点の目安です。販売店・地域・時期によって変わります。最新の価格はご自身でご確認ください。


