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どうも、物欲パパです。
この記事を開いたということは、たぶんもう頼まれたあとですよね。
「次の試合、スコアお願いできますか?」
野球経験のない保護者にとって、これほど心臓に悪い一言はありません。マス目と数字だらけのページを開いて、そっと閉じたくなる。道具の話ならいくらでも語れる私でも、紙とペンだけは別格に緊張します。
でも安心してください。スコアブックは、最初は5つの記号を覚えるだけで書けます。
この記事では、少年野球のスコアブックの付け方を、まったくの初心者向けにゼロから解説します。完璧を目指さず「試合が終わったときに、誰が何点取ったか分かる」レベルをまず目指しましょう。
結論:守備番号9個と記号5個、これだけ覚えれば書ける
- まず守備位置の番号(1〜9)を覚える。ピッチャーが1、キャッチャーが2、そこから内野→外野の順
- 最初に覚える記号は「ヒット」「四球」「三振」「ゴロアウト」「フライアウト」の5つだけ
- アウトには①②③と丸数字でアウトカウントを書く。これで回の区切りが一目で分かる
- 走者の進塁はマス目の中のダイヤ(ひし形)を塗るだけ。ホームまで還ったら中を塗りつぶす
- 完璧を目指さない。分からなかったら「?」を書いて後で聞く。これで十分です
- 最初の1〜2試合はベテランの隣で「見ながら書く」のが最短ルート
ステップ1|守備位置の番号を覚える
スコアブックのすべては、この番号の上に成り立っています。ここだけは丸暗記してください。
| 番号 | 守備位置 | 略称・覚え方 |
|---|---|---|
| 1 | ピッチャー(投手) | P|全部ここから始まるので1 |
| 2 | キャッチャー(捕手) | C|投げたら受ける、で2 |
| 3 | ファースト(一塁手) | 1B|ここから内野を一塁→二塁→三塁の順 |
| 4 | セカンド(二塁手) | 2B |
| 5 | サード(三塁手) | 3B |
| 6 | ショート(遊撃手) | SS|ここだけ順番が飛ぶので要注意 |
| 7 | レフト(左翼手) | LF|外野は左→中→右 |
| 8 | センター(中堅手) | CF |
| 9 | ライト(右翼手) | RF |
つまずきポイントは「ショートが6番」
内野を一塁3・二塁4・三塁5と順に振っていくのに、ショートだけ最後の6番。ここで必ず一度混乱します。
覚え方のコツは「6-4-3のダブルプレー」。ショート→セカンド→ファーストの併殺の順番です。この並びを口に出して覚えると、6=ショートが自然に入ります。
守備位置そのものの役割は野球の守備位置と番号|1番から9番までの覚え方にまとめています。
ステップ2|最初に覚える記号は5つだけ
スコアブックの記号は全部で数十種類ありますが、少年野球の1試合の8割はこの5つで書けます。
| プレー | 書き方 | 具体例 |
|---|---|---|
| ヒット | H + 守備番号 | レフト前ヒット → 7H(または H7) |
| 四球 | BB(フォアボール) | フォアボールで出塁 → BB |
| 三振 | K(見逃しは逆向きのK) | 空振り三振 → K / 見逃し三振 → ヨ(逆K) |
| ゴロアウト | 捕った番号 – 投げた番号 | ショートゴロ → 6-3(ショートが捕ってファーストへ) |
| フライアウト | 守備番号 + F | センターフライ → 8F / ファウルフライ → 2f |
この5つだけです。まずはこれを完璧にしてください。
ゴロアウトの「-(ハイフン)」がスコアブックの本質
「6-3」は「ショートが捕って、ファーストに投げてアウト」という意味です。ボールが人から人へ渡った順番を、番号で並べているだけ。これが分かると、スコアブックが一気に読めるようになります。
- 4-3|セカンドが捕ってファーストへ = セカンドゴロ
- 5-3|サードが捕ってファーストへ = サードゴロ
- 1-3|ピッチャーが捕ってファーストへ = ピッチャーゴロ
- 3|ファーストが捕ってそのままベースを踏んだ = ファーストゴロ(投げていないので番号1つ)
- 6-4-3|ショート→セカンド→ファースト = ダブルプレー(併殺)
アウトカウントは丸数字で書く
アウトになったプレーには、必ず丸数字(①②③)でその回の何アウト目かを書き添えます。
これを書いておくと、あとで「この回、3アウトになったのはどこか」が一目で分かります。回の区切りを見失わないための命綱です。実際、私が一番助けられているのがこの丸数字です。
ステップ3|走者の進塁はダイヤを塗る
スコアブックの1マスの中には、小さなダイヤ(ひし形)が描かれています。これがベースを表す図です。
| 状況 | 書き方 |
|---|---|
| 一塁に出た | ダイヤの右下の辺(本塁→一塁)をなぞる |
| 二塁まで進んだ | 右上の辺(一塁→二塁)まで線を伸ばす |
| 三塁まで進んだ | 左上の辺(二塁→三塁)まで伸ばす |
| ホームインした | ダイヤを一周させ、中を塗りつぶす(これが得点1点) |
| 途中でアウトになった | アウトになった位置で線を止め、アウトカウントの丸数字を書く |
塗りつぶされたダイヤの数=そのチームの得点。試合終了後、塗りつぶしを数えれば得点が出ます。ここまで書ければ、スコアラーとしての最低限の仕事は完了です。
進塁の理由を書けるとさらに良い
余裕が出てきたら、なぜ進んだのかを線の横に小さく書きます。
進塁理由の書き方(余裕が出てきたら)
SB=盗塁 / WP=暴投(ピッチャーが悪い) / PB=捕逸(キャッチャーが後ろに逸らした) / E+番号=エラー
たとえば「E6」なら、ショートのエラーで出塁・進塁したという意味です。
少年野球ではWPとPBによる進塁が本当に多いです。この2つを書けるようになると、記録の精度が一気に上がります。
ステップ4|少年野球でよく出るその他の記号
5つに慣れてきたら、ここを足していきましょう。学童の試合で頻出するものだけに絞りました。
| 記号 | 意味 | 補足 |
|---|---|---|
| 2H / 3H | 二塁打 / 三塁打 | 数字は塁数。ヒットの前に付ける |
| HR | 本塁打 | 学童ではランニングHRが多い |
| DB | 死球(デッドボール) | HBPと書く流派もある |
| SH | 犠牲バント | 打数に数えない。打率に影響しない |
| SF | 犠牲フライ | 外野フライで走者が生還した場合 |
| E + 番号 | エラー | E6ならショートのエラー |
| FC | 野選(フィールダーズチョイス) | 別の走者を刺しにいって打者が生きた |
| 振逃 | 振り逃げ | 三振(K)を書いた上で出塁の線を引く |
振り逃げは少年野球で頻発するうえ、記入がややこしいプレーです。投手には三振がつくが、打者はアウトになっていないという状態を書く必要があります。ルール自体があやふやな方は振り逃げのルール|少年野球でよくある場面と正しい判断を先に読んでおくと、迷わず書けます。
スコアブックの選び方|学童用を選べば失敗しない
チームから支給される場合はそれを使ってください。自分用を買うなら、選ぶポイントは3つだけです。
- 「少年野球用」「学童用」と書かれたものを選ぶ|7回制に対応していて、マス目が大きく書きやすい
- 記号の説明ページが付いているもの|巻頭に記号一覧があると、試合中に確認できて安心
- マス目が大きいもの|一般用は細かすぎて、慣れないうちは書ききれません
- 価格帯は500〜1,500円。定番は成美堂出版・コクヨ・ミズノなど
| あると便利なもの | 価格帯 | 理由 |
|---|---|---|
| 少年野球用スコアブック | 500〜1,500円 | まずはこれ。1冊で1シーズン持つ |
| クリップボード(A4・防水) | 500〜2,000円 | ベンチに机はない。膝の上で書くので必須級 |
| 消せるボールペン(フリクション) | 150〜500円 | 書き間違いを直せる。初心者ほど効果大 |
| インジケーター(カウント表示器) | 700〜2,000円 | ボール・ストライク・アウトを見失わない |
| 折りたたみイス・日よけ | 2,000〜6,000円 | 夏場は座る場所の確保が最優先事項 |
私が声を大にして勧めたいのが「消せるボールペン」です。初心者は絶対に書き間違えます。鉛筆だと雨や汗でにじみ、普通のボールペンだと修正だらけになる。フリクション系の一択です。
そしてクリップボード。グラウンドに机はありません。膝の上で書くので、下敷きになる板がないと本当に書けません。
初めてのスコアラーを乗り切る3つのコツ
コツ1|完璧を目指さない
断言します。初回で完璧に書ける人はいません。私も最初の試合は半分も埋まりませんでした。
分からないプレーがあったら「?」と書いて、あとでベテランの方に聞けばいい。空欄のまま先に進む勇気の方が大事です。1つのプレーで悩んでいると、次の打者、その次の打者と、どんどん取り返しがつかなくなります。
コツ2|最初の1〜2試合は隣で見ながら書く
これが最短ルートです。ベテランのスコアラーの隣に座って、同じ試合を自分でも書いてみる。答え合わせがその場でできるので、上達が段違いに早いです。
「教えてください」と言われて嫌がるスコアラーはいません。むしろ書ける人が増えるのは大歓迎なので、遠慮なく頼ってください。
コツ3|優先順位を決めておく
書ききれないときの優先順位
1位:得点(ダイヤの塗りつぶし)|これがないとスコアブックの意味がありません
2位:アウトカウント(丸数字)|回の区切りを見失わないため
3位:打撃結果(H・BB・K・ゴロ・フライ)|個人成績のもとになる
4位:進塁理由(SB・WP・PB・E)|余裕が出てから。最初は捨てていい
迷ったらこの順です。4位のことで悩んで1位を落とすのが、初心者が一番やってしまう失敗です。
スコアブックアプリという選択肢
正直に書きます。紙のスコアブックが苦手なら、アプリを使うのもありです。
プレーをタップで選ぶだけで記録でき、打率や防御率も自動計算してくれます。チームで共有できるものもあります。
ただし、少年野球の現場ではまだ紙が主流です。理由は3つ。
- 公式記録として紙の提出を求められる大会がある
- 屋外でのバッテリー切れ・画面の見づらさのリスクがある
- チーム内で引き継げない|次のスコアラーが同じアプリを使えるとは限らない
私のおすすめは「紙で書いて、家でアプリに入力する」です。手間はかかりますが、記号を覚える練習にもなり、データも残ります。まずは紙で基本を覚えてください。
よくある質問
まとめ
- まず守備番号1〜9を暗記。つまずくのは「ショート=6」だけ
- 記号はH・BB・K・ゴロ(6-3など)・F の5つから。1試合の8割はこれで書ける
- アウトには丸数字、得点はダイヤの塗りつぶし。この2つが最優先
- 分からなければ空欄にして次へ進む。1つのプレーで止まらない
- 道具は学童用スコアブック+クリップボード+消せるボールペンの3点セット
- 最初の1〜2試合はベテランの隣で書くのが最短ルート
スコアブックは、最初こそ暗号にしか見えません。でも一度書けるようになると、試合の見え方が完全に変わります。
「なぜここでバントなのか」「なぜこの打順なのか」。1球ずつ記録していると、監督の意図が自然と見えてくる。これはグラウンドの外にいる保護者だけが味わえる楽しみだと私は思っています。
次の当番が来る前に、まずはテレビ中継で1試合書いてみてください。それだけで当日の不安が半分になります。
これからチームに関わる方は少年野球チームの選び方|入団前に必ず見るべき10のチェックリスト、グラウンドの持ち物はパパコーチの持ち物リスト|グラウンドであると助かるものもあわせてどうぞ。
物欲パパでした。(スコアを書き始めると、テレビ中継が全部練習台になります)
※スコアの記号・記入方法はチームや連盟によって異なる場合があります。実際の記入方法は所属チームの慣習に従ってください。
※記載の価格は2026年9月時点の目安です。販売店・地域・時期によって変わります。最新の価格はご自身でご確認ください。


