来年度に向けて、新しいグローブが欲しい。
もしその「新しいグローブ」がオーダーグローブなら、動くのは今です。
オーダーグラブは、注文してから手元に届くまで2〜4ヶ月ほどかかります。しかも届いた瞬間から試合で使えるわけではなく、そこから型付けの時間も必要です。
この記事では、2020年にミズノプロをオーダーした物欲パパの実体験をもとに、「春に間に合わせるには、いつ注文すればいいのか」の逆算と、注文の流れ、後悔しない決め方をまとめます。
この記事の結論
4月のシーズンインに新しいオーダーグラブを使いたいなら、10月中の注文が安全ライン。
「製作2〜4ヶ月」+「型付け1ヶ月半」を足すと、年末以降の注文では開幕に間に合わない可能性が高くなります。
オーダーグラブは届くまで2〜4ヶ月かかる
オーダーグラブは、注文を受けてから1つずつ作る受注生産です。お店の棚に並んでいる既製品とは違い、革の裁断から縫製、仕上げまで、あなたの仕様で一から作られます。そのぶん、どうしても時間がかかります。
目安はメーカーやお店、時期によって幅がありますが、だいたい2〜4ヶ月と考えておくのが安全です。
物欲パパの実例:ミズノプロ(軟式外野用)の場合
| 注文日 | 2020年6月15日(BSSショップにオーダーシートを持参) |
|---|---|
| 納品日 | 2020年8月11日 |
| かかった期間 | 約8週間(お店で聞いた目安は2〜3ヶ月) |
わたしの場合は、ほぼ目安どおりでした。途中にお盆休みを挟んでいたので、それがなければもう少し早かったかもしれません。逆に言えば、長期休みを挟むと延びやすいということ。これから注文する人は、年末年始が丸ごと製作期間に入ってくる点を頭に入れておいてください。
ただし「2〜4ヶ月」はあくまで目安です(調べてみると、販売ルートによっては「最大8ヶ月程度」と案内しているところもありました)。注文するときは、必ずお店で納期の見込みを確認しましょう。
届いてすぐは使えない:型付け期間も逆算に入れる
見落としがちなのがここです。オーダーグラブ、特に上位グレードの革は、届いた直後はかなり硬い。わたしのミズノプロも、最初は「これ、ちゃんと使えるようになるのか?」と思うほどの硬さでした。
結局、家族が寝静まった夜に手揉みとハンマーで少しずつ型を付けて、パカパカ閉じられるようになるまで約1ヶ月半。時間が限られていたのもありますが、自分で型付けするなら1ヶ月前後は見ておいたほうがいいです。
お店の湯もみ型付けやスチーム型付けを使えば、この期間はぐっと短縮できます。型付け方法の違いは、こちらの記事で詳しく書いています。
▶ 【新品グラブが硬い】グローブを柔らかくする方法|オイル・湯もみ・スチーム比較
▶ 【いまじー流】グローブの型付けを手揉みでやってみた
春に間に合うのはいつまで?逆算するとこうなる
「製作2〜4ヶ月」と「型付け1ヶ月半」を並べてみると、注文時期でこれだけ差が出ます。
※最長4ヶ月かかった場合で計算。型付けは自分で手揉みした場合の目安(約1ヶ月半)
10月中旬に注文すれば、最長4ヶ月かかっても2月中旬には届き、そこから型付けしても4月のシーズンインに間に合います。ところが12月に入ってから注文すると、年末年始を挟むうえに、最長ケースでは届くのが4月。型付けまで考えると、開幕にはまず間に合いません。
| 使い始めたい時期 | 型付け開始(到着)の目安 | 注文の目安 |
|---|---|---|
| 3月(春の練習試合から) | 1月中旬まで | 9月中旬まで |
| 4月(シーズンイン) | 2月中旬まで | 10月中 |
| 5〜6月(春の大会以降) | 3月中旬〜4月中旬 | 11月〜12月中旬 |
※製作最長4ヶ月・自分で型付け約1ヶ月半で計算した、余裕を持たせた目安です。お店の型付けサービスを使う場合は、その分だけ後ろにずらせます。
オーダーグラブの流れ|注文から届くまで
オーダーと聞くと難しそうですが、やることは「選ぶ順番」を守るだけです。わたしがミズノプロをオーダーしたときの流れに沿って紹介します。
STEP1 メーカーとグレードを決める
ミズノ、ゼット、久保田スラッガーなど、多くのメーカーがオーダーに対応しています。注意したいのはどこで注文できるか。たとえばミズノプロのオーダーは、ミズノ認定のBSSショップでの取り扱いです。近くに対応店があるかを先に調べておきましょう。
STEP2 ベースモデル(型)を選ぶ
オーダーで一番大事なのがここ。カラーや刺繍は好きに決められますが、グラブの形・大きさ・ポケットの深さはベースモデルで決まります。わたしは外野手らしい大きめのポケットが欲しくて、大田泰示選手モデルを選びました(現在は廃盤)。
STEP3 革・カラー・紐を決める
いちばん楽しくて、いちばん悩む工程です。捕球面・背面・紐など、パーツごとに色を変えられます。わたしは「派手すぎず、でも個性がある」レッド×ネイビーにしました。
STEP4 ウェブを選ぶ
ベースモデルの標準ウェブから変更できることが多いです。わたしは外野用で強度のある革製ウェブ「ショックアブソーバー12」に。
STEP5 刺繍・オプションを決める
名前や好きな言葉を入れられます。型付けの有無など、オプションもこの段階で確認しましょう。
STEP6 お店で注文 → 待つ
注文方法は大きく2つ。①お店でスタッフと相談しながら決める方法と、②メーカー公式サイトのシミュレーターで仕様を決め、オーダーシートを印刷してお店に持参(または郵送)する方法です。わたしは②。自宅で画面を見ながらじっくり悩めるので、優柔不断な人ほどおすすめです(笑)。
後悔しない決め方|オーダーで気をつけたい4つのこと
① 型は「見た目」より先に、手で確かめる
カラーを決めるのは楽しいですが、試合で効いてくるのは型です。シミュレーターの画面だけで決めず、同じベースモデルの既製品をお店ではめてみるのが一番確実。届いてから「思ってた形と違う」は、オーダーでは取り返しがつきません。
② カラーは「どこで使うか」の規定を確認
草野球なら基本自由ですが、高校野球はグラブの色に細かい規定があります。せっかくのオーダーが試合で使えない…なんてことにならないよう、使う予定の大会の規定は必ず確認を。
▶ 高野連グローブカラーチェッカー(無料ツール)
▶ 高校野球グローブの色規定まとめ|使えるカラー・NGカラーを徹底解説
▶ オーダーグラブの配色アイデア8選|ドラクエ・侍ジャパン・高校野球ルール内まで作ってみた
③ 型付けを「誰が・いつやるか」まで決めておく
自分で型付けするなら、届いてから1ヶ月前後は見ておく。時間がないなら、お店の型付けサービスを使う。注文の時点でこれを決めておくと、逆算がブレません。
④ 刺繍は遊んでいい
ここは完全に好みですが、わたしは刺繍こそオーダーの醍醐味だと思っています。自分の名前に加えて「キャッチボール大好き」と入れたら、チームメイトに見せるたびに笑ってもらえる、お気に入りのポイントになりました。
物欲パパのひとこと
高校生のとき、同級生のオーダーグローブを横目で見ていた自分が、大人になってようやく作った1本。オーダーから届くまでの約8週間は、正直ずっとそわそわしていました。でも、待つ時間も含めてオーダーグラブの楽しさです。だからこそ、その待ち時間で春に間に合わなくなるのはもったいない。作るなら、早めに動きましょう。
よくある質問
まとめ:オーダーグラブは「いつ使いたいか」から逆算
- オーダーグラブは届くまで2〜4ヶ月が目安(注文時にお店で必ず確認)
- 届いてからの型付け期間も計算に入れる(自分でやるなら1ヶ月前後)
- 4月のシーズンインに使いたいなら、10月中の注文が安全ライン
- 年末年始を挟むと延びやすいので、年内の早い時期に動くのが安全
- 後悔しないコツは、型を手で確かめる・規定を確認する・型付けの段取りを決めておくこと
来年度、新しい相棒と一緒にシーズンを迎えたいなら、悩む時間も含めて今がちょうどいいタイミングです。
物欲パパでした。



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