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AIZU MUSKレビュー|グラブ保湿はクリームとミストどっちがいい?

グローブ
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グラブの保湿、みなさん何を使っていますか。

僕はずっとクリームタイプでした。指やスポンジに取って、革に塗り込んでいくアレです。オイルよりベタつかず、量の調整もしやすい。特に不満もなく、この先もずっとクリームなんだろうなと思っていました。

——が、あるときふと気づいてしまったんです。

「ウェブの奥とか、紐の下とか、俺ちゃんと塗れてなくない?」

そこから「ミストタイプの保湿剤ってどうなんだろう」と調べ始めたところ、ちょうどバンダイスポーツ(バンスポ)から新しいミストが出ていたのを発見。それが今回の主役、AIZU MUSK(会津ムスク)です。

AIZU MUSK 会津ムスクのボトル
AIZU MUSK(会津ムスク)。「香る保湿剤」という潔いコピー

しかもこのバンスポさん、僕のメイングラブ「調子くんグローブ」の型付けをしてもらったお店。会津のお店で型を付けてもらったグラブに、会津生まれの保湿剤を入れる。もう買うしかないな、と。

今回は状態のまったく違うグラブで実際に検証し、写真の色を数値で測るところまでやりました。結論から言うと、予想が思い切り外れました。

なぜクリーム派だった僕がミストを試したのか

クリームに大きな不満があったわけではありません。ただ、使い続けるうちに「これ、構造的にどうしようもないな」と感じる場面がありました。

① 届かない場所がある

指を突っ込んで塗るスタイルだと、どうしてもウェブの根元、紐の下、指の股、ヘリ革の裏側が手薄になります。そして乾燥が始まるのは、たいていそういう「動きが集中するのに手が届かない場所」なんですよね。

② 塗った量が自分でも分からなくなる

クリームは目に見える分、「もうちょっと入れとくか」がやりやすい。そして気づくと入れすぎている。入れすぎでグラブを重くした経験、ある人は多いんじゃないでしょうか(僕はあります)。

③ 単純に、手間

フタを開けて、スポンジを出して、塗って、拭いて、片付けて……。1回ずつは大したことなくても、「面倒」はケアが続かない最大の理由です。試合後の疲れた夜、これができるかどうか。

クリームとミスト、何がどう違うのか

比較項目 クリームタイプ ミストタイプ
塗り方 指・スポンジで塗り込む 吹きかけて馴染ませる
得意なこと ピンポイントの集中補給
乾いた箇所だけ厚めに入れられる
全体に均一・時短
細部にも届く
苦手なこと 細かい部分に届かない
ムラが出やすい
硬化した革には入りにくい
周囲に飛散する(床が汚れる)
入れすぎリスク 高い(自覚しにくい) 低い(1回が薄い)
向く場面 月イチ〜シーズン前後の本格ケア 日常のこまめなケア

結論:どちらが上ではなく、役割が違う

ミストはクリームの上位互換ではありません。「広く薄く、こまめに」がミスト、「狭く厚く、たまに」がクリーム。両方持つのが正解でした。

AIZU MUSK(会津ムスク)とは

商品名 AIZU MUSK 会津ムスク 高保湿グラブケアミスト
タイプ トリガースプレー式のミスト
内容量 250ml
成分 保湿剤・防カビ剤・香料 など
香り ホワイトムスク
原産国 日本(会津)
販売元 バンダイスポーツ(バンスポオンラインストア)

ボトルには「PREMIUM LEATHER CARE. MADE IN AIZU, JAPAN.」、そして日本語で「香る保湿剤」。保湿剤で「香り」を前面に出してくる商品、なかなか珍しいです。

開発はフォーチュンフィールドでおなじみのライカさんとの共同開発とのこと。フォーチュンフィールドのケアセットは当ブログでも以前扱っていますが、あちらを知っている人ならこの座組みは納得できるはずです。

そして製品の狙いとして掲げられているのが「保湿力は高いが、揮発性に優れるので余分な水分は素早く蒸発する」という点。つまり「しっかり保湿されるのに、グラブが重くならない」。僕がクリームで一番怖がっていた”入れすぎ問題”への回答です。ここに惹かれました。

この謳い文句が本当かどうかは、記事の後半できっちり検証します。

実際に使ってみた

吹き付け方:捕球面は近め、全体は離して

まずは捕球面を気持ち近めから集中的に。ここが一番使う場所であり、一番乾く場所なので厚めに入れたい。そのあと少し離して、全体に行き渡るように広く吹き付けます。

この「距離で量を変えられる」のが地味にミストの強みでした。クリームだと厚く塗るか薄く塗るかは手の感覚頼りですが、ミストはノズルとの距離だけで濃淡をコントロールできる

吹いたら、手でササッとヌリヌリ

吹き付けたら、素早く手で塗り込みます。撫でるようにササッと広げるだけで終わり。

で、ここで気づいてしまったんです。クリームって、指で取ってヌリヌリ → また指で取ってヌリヌリ → また指で取って……の無限ループなんですよね。塗る面積の分だけ「取る」動作が発生している。

ミストは違います。ササッと吹き付け、ササッとヌリヌリ。以上。

めっちゃ楽だ。

これが正直な第一声でした。「クリームが面倒だった」という自覚すらなかったのに、ミストを使った瞬間に今までいかに手数をかけていたかが分かってしまった。

実測:吹き付けから完了まで41秒

「ササッと終わる」だと感覚的すぎるので、時間を出します。

検証用に施工前と施工後の写真を撮ったのですが、この2枚の撮影時刻の差が41秒でした。

施工前の写真 22:28:27
施工後の写真 22:29:08
所要時間 41秒

写真を撮って、吹いて、塗り込んで、また構えて撮る。その一連が1分かかっていません。クリームなら、フタを開けてスポンジを用意する時点で41秒経っていると思います。

「面倒だから今日はいいや」が発生しない。ケア用品として、これは決定的な強みです。

ただし、やらかしました

噴射の粒が細かいということは、周囲にも飛ぶということ。

何も考えずフローリングの上で作業していたのですが、吹き付けたあと足元を見たらグラブにかからなかった分がしっかり床に着地している。

フローリングに飛散したAIZU MUSKのミスト
伝わりますでしょうか、この細かい飛沫……

伝わりますでしょうか、この細かい飛沫。結局グラブを拭いたあと、フローリングも拭き拭きするハメになりました(笑)

新聞紙を敷くか、ベランダでやってください。クリームでは絶対に起きない事故です。ここは完全にクリームの勝ちですね。

検証① 状態の良いグラブ(調子くんグローブ)

調子くんグローブとAIZU MUSK
バンスポ小林さんに型付けしてもらった通称「調子くんグローブ」

ウェブに入った”あの顔”でお分かりかと思いますが、通称「調子くんグローブ」。イエロー×ブラックに白紐という、我ながら気に入っている一枚です。

このグラブ、型付けをバンダイスポーツの小林さんにお願いしました。自分でやった型とは捕球面の作られ方がまるで違って、手を入れた瞬間に指の位置が決まる感覚があります。

プロに付けてもらった型は、革が乾けば崩れます。お金を払って作ってもらった型を乾燥で失うのが一番もったいない。だから「型を長持ちさせるための日常保湿」として、ミストのこまめさとは相性がいいはずだと考えました。

ビフォーアフター:色が明確に変わった

AIZU MUSK施工前後の比較(調子くんグローブ)
左が施工前、右が施工後。捕球面の色が明らかに濃くなっている

写真だと分かりにくいかもと思っていたのですが、並べるとハッキリ違いました。施工後のほうが色が濃く、深みが出ています。革が水分を含んだときの、あの”しっとりした色”です。

ただ「写真の写りが違うだけでは?」と言われたら反論できないので、念のため2枚の写真の色を数値で測ってみました。すると面白いことが分かりまして——

測定した場所 施工後の明るさ(施工前=1.00)
背景のフローリング(参照用) 約 1.10(明るくなっている
グラブの捕球面 約 0.79〜0.90(暗くなっている

つまり、アフターの写真のほうが照明としてはむしろ明るかったのに、グラブだけが濃くなっている。「写りの違い」という疑いを、背景が否定してくれました。

照明差を補正すると、革の色はおおむね2〜3割ほど濃くなっている計算になります。しっかり入っている、と言っていいと思います。

※撮影角度やカメラの自動補正の影響もあるため、参考値としてご覧ください。

検証② 15年物のグラブ(グローバルエリート LVシリーズ)

15年使用したミズノ グローバルエリート LVシリーズ
高校時代から15年。飴色に育った相棒
乾燥してひび割れた15年物グラブの革
指部分をアップで。細かいひび割れが入っているのが分かる

高校時代から使い続けている相棒です。表面は飴色に育っていい味を出していますが、アップで見ると革の状態は正直かなり厳しい。細かいひび割れが入り、オイルが偏って黒ずんだ部分と乾燥した部分が混在しています。

ここまで来ると、クリームで塗り込むにも表面が硬すぎて入っていきません。ミストの浸透しやすさが本当に意味を持つとしたら、こういう革でしょう。正直、期待していました。

結果:予想と逆でした

「カラカラなんだから、入れたぶんだけ劇的に変わるはずだ」と思っていました。
結果は逆です。

AIZU MUSK施工前後の比較(15年物グラブ)
変化はしている。が、状態のいいグラブの半分以下だった
グラブ 状態 施工後の色の濃さ
調子くんグローブ 良好 約2〜3割濃くなった
GE LVシリーズ 15年・乾燥ひび割れあり 約1割濃くなった

変化はしています。していますが、状態のいいグラブの半分以下。

ここから読み取れるのは、たぶんこういうことです。革が硬化しきってしまうと、そもそも「受け入れる余地」が減ってしまう。カラカラに乾いて固まったスポンジは、水をかけても弾いてしまう。あれに近い状態でしょうか。

つまり、1回吹いて終わりでは戻りません。こういうグラブは、期間を空けて何度も入れていく前提で付き合う必要があります。逆に言えば——

この記事で一番伝えたいこと

保湿は「乾いてから」ではなく「乾く前に」やるものです。
硬くなってから慌ててケア用品を買っても、戻る量は半分以下でした。まだ状態がいいうちに、こまめに入れる。これが一番効率がいい。
15年前の自分に言ってやりたいです。

※こちらは撮影角度が完全には揃っていないため、陰影の差も含まれます。参考値としてご覧ください。

検証③ 4日後どうなったか

ここが今回いちばんの収穫でした。

色は戻った

施工から4日後、同じグラブを確認すると色は施工直後より明るく戻っていました。写真の色を測っても、4日後のほうが2割ほど明るい数値が出ています。

「あれ、効果切れた?」と一瞬思ったのですが、触ってみて考えが変わりました。

でも、しっとり感は残っていた

色は戻る。しっとり感は残る。

革のしっとり感は、乾いた後もなくなっていませんでした。色の濃さだけが元に戻って、手触りは施工前と明らかに違う。ここが分かれるんです。

考えてみれば当然で、色が濃く見えていたのは水分によるもの。水分が飛べば色は戻る。でも保湿成分そのものは革に残っている。だから手触りは変わったままなんですね。

そして、重さは全く感じない

クリームやオイルで一番怖いのが「入れすぎて重くなる」ですが、4日経った時点で重さは全く感じませんでした。

これも理屈がハッキリしています。ワックスや油分主体のものと違い、水分が多いので乾けば元に戻る。革に残るのは保湿成分だけで、重量として乗り続けるものがない。

商品説明には「揮発性に優れるので余分な水分は素早く蒸発する」とありましたが、色が戻ったこと自体が、その裏付けだったわけです。色が戻らなかったら、それは水分が抜けていないということですから。

この製品の性格が見えた

重くならない代わりに、効果を溜め込むタイプではなく、こまめに入れ直す前提の製品です。
1回でガッツリ入れて長持ちさせたいならクリーム。軽さを保ったまま頻繁に入れたいならミスト。ここでも役割分担ははっきりしていました。

香りはどうだったか

直後は、想像の3倍くらい主張が強い

一吹きした瞬間、部屋の空気が変わります。「野球用品の匂い」ではなく完全にフレグランス寄りのホワイトムスク。クリームにありがちな”革と油の匂い”とは対極です。

数日後:ほのかに香る程度に落ち着く

持続力ですが、数日経つと「ほのかに香る」くらいに落ち着きます。直後のインパクトはさすがに残りません。

ただ、これが個人的にはちょうど良かった。もともとの香りが強すぎないので、革の匂いを消すのではなく包み込む感じになるんです。革の匂いは残しつつ、そこにムスクが乗って全体としていい香りになる。革の匂いが好きな人でも受け入れやすいバランスだと思います。

ただし、限界もあった

正直に書きます。高校3年間を共にした15年選手の汗臭さは、消えませんでした。

汗臭さの奥に、わずかにムスク。

これが正確な表現です(笑)。順番が逆にはならない。15年分の蓄積は、そう簡単には上書きされませんでした。

これは製品の欠点というより期待値の置き方の問題だと思います。AIZU MUSKは消臭剤ではなく保湿剤。「臭いを消す」ではなく「いい香りを足す」ものです。

ここでも結論は同じでした。手遅れになる前に、こまめに。

臭い対策が目的なら、別の製品のほうがいい

正直に書いておきます。「グラブの臭いをどうにかしたい」が第一目的なら、AIZU MUSKは最適解ではないと思います。

調べてみると、ミズノに「爽香守(そうこうしゅ)」というシリーズがあり、こちらは消臭を明確に狙った製品が揃っています。中でも消臭デオドラントは、汗が溜まるグラブの内側に直接吹き付けるタイプ。守備手袋やキャッチャーマスクにも使えるそうです。

ここで気づいたのですが、そもそも狙っている面が違うんですよね。

AIZU MUSK 爽香守 消臭デオドラント
本質 保湿剤(香り付き) 芳香消臭剤
かける場所 革の表面(捕球面・外側) 手を入れる内側
目的 革を守る+いい香り 臭いを断つ

僕の15年物で汗臭さが残ったのは、考えてみれば当たり前でした。AIZU MUSKは、そもそも内側に吹く製品ではない。製品の欠点ではなく、僕の使い方が用途とズレていただけです。

正直に言っておくと

爽香守はまだ使ったことがありませんので、効果について断言はできません。「調べたらこういう製品があった」という段階です。
……が、まあ、そのうち買うんでしょうね。物欲パパですから。試したら記事にします。

正しい使い方

  1. 使う前にボトルをよく振る
  2. クリーナー等で汚れを落とす
  3. AIZU MUSKを満遍なく吹きかける
  4. ブラシ、または綺麗な布で馴染ませる
  5. 使用後はトリガーをロックし、直射日光・高温多湿を避けて保管

「先に汚れを落とす」は飛ばさないでください。泥やホコリを乗せたまま保湿剤を入れると、汚れごと革に閉じ込めることになります。これはクリームでもミストでも共通です。

検証④ 濃い色の革にシミはできるのか(ミズノプロ・赤)

ミズノプロ オーダー品(赤)の捕球面
ミズノプロのオーダー品。これにシミができたら泣く

最後は、一番おそるおそる使ったグラブです。ミズノプロのオーダー品。鮮やかな赤い革にシミや色ムラができたら、泣くに泣けません。

結論から書きます。

吹いた直後はシミっぽくなる。でも、乾けば消える。

吹き付けた直後は、正直「うわ、シミになった」と思いました。ですが手でなじませて数時間置くと、乾くにつれて消えていきました。最終的にシミも色ムラも残っていません。

AIZU MUSK施工後の赤い革にシミがないことを示す写真
数時間後。シミも色ムラも残っていない。白いヘリ革も無事

白いヘリ革の部分にも影響はありませんでした。濃い色の革だからダメ、ということはなさそうです。

ここで大事なのは、吹いた直後の見た目で判断しないこと。あそこで「失敗した」と焦って拭き取りに走ると、かえってムラになりかねません。なじませて、待つ。

ただし、吹きすぎは試していません

正直に書いておくと、「大量に吹いたらどうなるか」は試していません。今回は普通に使う量で問題なかった、というだけです。

一度に大量に吹けばシミになる可能性はあると思いますが、確かめていないので断言はできません。大事なグラブほど、いきなり全体に吹くのではなく布に一度スプレーしてから革に当てるほうが安心だと思います。

商品の注意書きにも「素材によっては変色・シミの原因となる場合があります。事前に目立たない部分でお試しください」とあります。ここは守ってください。

【重要】使えない素材もあります

以下の素材には使用できません

  • スエード
  • ヌバック
  • ヌメ革
  • エナメル
  • 布製品

グラブ本体はステアやキップが主流なので基本的に問題ありませんが、起毛系のパーツ、そして布製の遠征バッグや手袋には使わないでください。「グラブ用だからバッグにもいけるだろう」が一番危ないパターンです。

結局、クリームとミストはどう使い分けるか

タイミング やること
使用後(毎回) 乾いた布で泥・汗を拭く
週1程度 クリーナー+ミスト(AIZU MUSK)で全体を保湿
月1〜シーズン前後 クリーム・オイルで乾いた部分に集中補給

ミストが日常、クリームが定期メンテ。この分担にしてから、ケアのハードルが明らかに下がりました。「今日は疲れたからクリームは無理」という日でも、41秒ならできます。

少年野球の保護者の方へ

お子さんに自分でケアさせるなら、ミストのほうが失敗しません。クリームは「たくさん塗ったほうがいい」と思って入れすぎ、グラブを重く硬くしてしまう子が本当に多いです。1回の量が薄いミストなら、その事故が起きにくい。

そして臭いについて。染みついてからでは遅いというのが今回の検証結果です。僕の15年物は消えませんでした。お子さんのグラブがまだ大丈夫なうちに習慣にしておくのが、一番効きます(保管はお子さんの手の届かない場所で)。

※ 関連記事:フォーチュンフィールド グラブケアセットのレビュー記事へ内部リンク

※ 関連記事:グラブの型付け・お手入れ方法の記事へ内部リンク

こんな人に向いている/向いていない

向いている人

  • クリームで入れすぎてグラブを重くした経験がある人
  • ウェブや紐の下まで届いていない自覚がある人
  • ケアが面倒で続かない人
  • グラブを複数持っていて、まとめてケアしたい人
  • グラブが臭くなるに手を打ちたい人
  • 型付けしてもらったグラブの型を長持ちさせたい人

向いていない人

  • 香り付きが苦手な人(好みの問題なので無香料を選ぶべきです)
  • すでに染みついた臭いを消したい人(消臭剤ではないので期待に応えられません)
  • カチカチに硬化したグラブを一発で復活させたい人(今回の検証では戻りが半分以下でした)
  • クリームを完全に置き換えたい人(ミスト1本では賄えません)

よくある疑問

Q. クリームと併用しても大丈夫?

A. 役割が違うので併用前提でOKです。ただし同じ日に両方入れると確実に過剰になります。日を分けてください。

Q. グラブが重くならない?

A. 4日後の時点で全く重さを感じませんでした。水分主体なので乾けば元に戻ります。ワックスや油分主体のものとはここが違います。

Q. 効果はどのくらい持つ?

A. 色は4日ほどで戻りますが、しっとり感は残ります。週1程度で入れ直す前提の製品だと考えてください。

Q. 赤や黒など濃い色のグラブでもシミにならない?

A. 赤のミズノプロで試したところ、吹いた直後はシミっぽくなりましたが、なじませて数時間で消えました。最終的にシミも色ムラも残っていません。ただし大量に吹いた場合は試していないので、心配なら布に吹いてから当ててください。

Q. 硬式グラブにも使える?

A. 革であれば軟式・硬式は問いません。使用不可の革種だけ確認してください。

Q. 香りはどのくらい残る?

A. 数日経ってもほのかに香ります。ただし直後の強さは残りません。革の匂いを消すのではなく、包んでくれるくらいの距離感です。

Q. グラブの臭いは消える?

A. 染みついた汗臭さは消えません。15年物では「汗臭さの奥にわずかにムスク」という結果でした。消臭剤ではなく保湿剤なので、臭くなる前に使うのが正解です。

Q. どこで買える?

A. バンダイスポーツのオンラインストア(および会津の実店舗)で取り扱われています。バンスポオリジナル商品なので、一般的なスポーツ量販店には並びません。

まとめ

「クリーム vs ミスト、どっちが優れているのか」を知りたくて始めた検証でしたが、答えは「そもそも比べる土俵が違った」でした。

クリームは治療。乾いてしまった革に、狙って厚く入れるもの。
ミストは予防。乾く前に、全体へ薄く、こまめに。

続けやすいのは圧倒的に後者です。ケアが続かない理由は性能ではなく「面倒くさい」ですから、そこを解決してくれるミストの価値は思っていたより大きかった。しかも吹くたびにいい香りがするので、なんなら少し楽しい。

買う前に一番心配していた「入れすぎて重くならないか」も完全に杞憂でした。4日経っても重さは一切なし。それでいて革のしっとり感は残っている。水分は抜けて、保湿成分だけが残るという、狙い通りの挙動をしてくれました。

そしてもうひとつ。今回いちばん効いたのは、実は15年物のグラブで期待したほど変化が出なかったことでした。ケアは、必要になってから始めるものではない。そのことを、自分の相棒に教えられた気がしています。

状態のいいグラブを持っている人ほど、今日から始めてください。41秒で終わりますから。

物欲パパでした。(ケア用品が増えるたびに棚が埋まっていくのは、もう仕方ないことだと思っています)

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