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どうも、物欲パパです。
タッチアップ。ボーク。インフィールドフライ。振り逃げ。ランエンドヒット。試合を見ていると、知らない言葉が当たり前の顔をして飛んできます。
周りの保護者は普通に会話している。今さら聞けない。だいたいこの流れで、なんとなく分かったふりが定着します。
大丈夫です。野球の用語は数が多いだけで、一つひとつは難しくありません。50語も知れば、試合中の会話にはほぼ困らなくなります。
この記事では、観戦初心者の親のために、少年野球でよく出てくる用語を50語まとめました。上から順に読む必要はありません。気になったところだけどうぞ。
結論:まず覚えるのはこの5語だけでいい
- 50語を全部覚える必要はない。「カウント」「アウトカウント」「ランナーの位置」の3つが読めれば試合の8割は理解できる
- 最優先で覚えるのはツーアウト・フルカウント・タッチアップ・ゲッツー・振り逃げの5語。この5つが分かると観戦が一気に面白くなる
- 審判のコールは「アウト」か「セーフ」か「タイム」かだけ聞き取れれば十分。細かい宣告は後から覚えればいい
- 少年野球特有の言葉(「ドンマイ」「バックホーム」「カット」など)はベンチの声を聞いていれば自然に覚える
- 用語を覚える最短ルートはスコアブックの付け方入門でスコアを付けてみること。書くと嫌でも覚える
- わからない言葉が出たら、この記事をブックマークしてその場で開いてください。それが一番早いです
1. 試合の進行に関する用語(12語)
まずここです。ここが分かると「今どういう状況か」が読めるようになります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| イニング(回) | 攻撃と守備を1回ずつやるセット。少年野球は6〜7回が一般的(プロは9回) |
| 表・裏 | 表=先攻の攻撃、裏=後攻の攻撃。「3回表」なら3イニング目の先攻チームの攻撃 |
| アウトカウント | そのイニングで何人アウトになったか。3つで攻守交代。これを見る癖をつけると観戦が変わります |
| カウント | ボールとストライクの数。「2ボール1ストライク」のように数える。日本は「B-S」の順 |
| フルカウント | 3ボール2ストライク。次の1球で必ず決着がつく(四球か三振か打つか)。一番盛り上がる場面 |
| 打順(オーダー) | 打つ順番。1〜9番まで。一巡したら1番に戻る。順番は絶対に飛ばせない |
| クリーンナップ | 3・4・5番のこと。打力のある子が並ぶ。4番=一番打つ子、というのは概ね正しい |
| 継投 | ピッチャーを交代すること。少年野球は球数制限があるので継投は当たり前です |
| タイム | 試合を一時中断すること。審判が「タイム」と言った瞬間、ボールは死んで走者は進めません |
| コールドゲーム | 点差や日没・雨で途中終了すること。→ コールドゲームのルール世代別まとめ |
| サヨナラ | 後攻チームが最終回裏で勝ち越した瞬間に試合終了になること |
| 特別延長(タイブレーク) | 同点のとき、無死一二塁など走者を置いた状態から始める延長方式。大会ごとにルールが違います |
最初に見るべきは「アウトカウント」です
初心者の親御さんは、つい打っている我が子だけを見てしまいます。でも野球は「アウトカウント × 走者の位置」で作戦がすべて決まるスポーツです。
ノーアウト一塁ならバント、ツーアウトなら走者は打った瞬間にスタート、というように。この2つを見るようになると、ベンチの声の意味も自然にわかってきます。
2. 打撃に関する用語(12語)
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ヒット(安打) | 打って塁に出ること。単打・二塁打・三塁打・本塁打の総称 |
| フォアボール(四球) | ボール4つで一塁へ。少年野球では得点の大半がこれと絡みます |
| デッドボール(死球) | 投球が体に当たって一塁へ。避けようとしないと認められないことがあります |
| 三振 | ストライク3つでアウト。空振り三振と見逃し三振があります |
| 振り逃げ | 三振でもキャッチャーが捕り損ねたら打者は一塁に走れる。少年野球で一番よく起きる「なんで?」がこれ |
| ファウル | 線の外に飛んだ打球。ストライク2つまではカウントされ、それ以降は何本打ってもカウントは増えません |
| バント | 振らずにボールを当てて転がす技術。走者を進めるのが目的 |
| スクイズ | 三塁走者を還すためのバント。決まると盛り上がる、少年野球の得点源 |
| 犠牲フライ(犠飛) | 外野フライで三塁走者が還る。打者はアウトだが打率は下がりません |
| ライナー | まっすぐ鋭く飛ぶ打球。「ライナーバック」は「捕られるから戻れ」の意味 |
| ゴロ / フライ | ゴロ=転がる打球、フライ=高く上がる打球 |
| ネクストバッターズサークル | 次の打者が待つ円。入れるのは1人だけ。→ ネクストバッターズサークルのルールとマナー |
「振り逃げ」だけは今日覚えて帰ってください
三振したのに走り出す。守備側も一瞬固まる。保護者席がざわつく。少年野球で最も「え、今の何?」が起きるのが振り逃げです。
成立条件は「①ストライク3つ目をキャッチャーが正規に捕球できなかった」かつ「②一塁が空いている、またはツーアウト」。この2つだけ覚えておけば、ざわついた瞬間に隣の親御さんに説明できます。
3. 走塁に関する用語(10語)
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ランナー(走者) | 塁にいる選手。「一死二三塁」なら「ワンアウトで二塁と三塁に走者」 |
| リード | 塁から離れて次の塁へ近づいておくこと。学童の軟式は投球がホームに届くまでリード禁止の大会が多いです |
| 盗塁(スチール) | 投球の間に次の塁へ走ること。少年野球は盗塁で試合が動きます |
| タッチアップ | フライが捕られた後に塁を離れて次へ進むこと。捕る前に離れると戻されます |
| フォースプレー | 走者が進まなければならない状況。塁を踏むだけでアウトにできます |
| タッチプレー | 走者に直接タッチしないとアウトにならない状況 |
| 挟殺(ランダウン) | 走者が塁間で挟まれること。「ハサミ」とも言います |
| オーバーラン | 塁を勢いで行き過ぎること。一塁だけは駆け抜けてもアウトになりません |
| スリーフィート | タッチを避けて大きく逸れるとアウト。→ スリーフィートルールとは?保護者が試合で迷わないための条件整理 |
| 走塁妨害(オブストラクション) | 守備側が走路を塞ぐこと。走者に有利な裁定が出ます。→ 野球のルール実戦編|判定フローで覚える |
4. 守備に関する用語(10語)
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ゲッツー(併殺) | 1つのプレーで2つアウトを取ること。守備側の最高の結果です |
| エラー(失策) | 捕れるはずの打球を捕れなかったこと。少年野球では珍しくありません。責めないでください |
| バックホーム | 本塁へ返球すること。ベンチから一番よく飛ぶ声 |
| カット(中継) | 外野からの返球を内野手が中継すること。「カット!」は「中継に投げろ」の意味 |
| ベースカバー | 空いた塁に別の選手が入ること |
| バックアップ | 悪送球に備えて後ろに回ること。地味ですが、上手いチームは全員がこれをやります |
| 前進守備 | 1点もやらないために内野が前に出る守備隊形 |
| 定位置 | 標準的な守備位置。「定位置に戻れ」で使います |
| インフィールドフライ | 走者一二塁などで内野に高く上がった打球は、捕っても捕らなくても打者アウト。わざと落とす守備を防ぐルール |
| 牽制(けんせい) | 走者を戻すために塁へ投げること |
守備位置と背番号がわかると、声の意味がつながります
「サード!」「ショート!」と言われても、どこにいる子か分からないと意味がありません。守備位置と背番号の対応は野球のポジション別の役割と背番号の意味|観戦初心者の親向けにまとめました。
外野の動き方は外野守備の基本|落下点への入り方で書いています。外野は「何もしていないように見えて一番怖いポジション」です。
5. 審判のコール・判定用語(6語)
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プレイ | 試合再開の宣告。これが出るまでボールは動きません |
| ボールデッド | プレーが止まっている状態。走者は進塁も帰塁もできません |
| ボーク | 投手の反則動作。走者が1つ進みます。少年野球では「止まってから投げなかった」が最多 |
| アピールプレー | 守備側が指摘して初めてアウトになるプレー。塁の踏み忘れなど。審判は自分からは言いません |
| タイムプレイ | 第3アウトと本塁到達のどちらが先かで得点が決まる場面。→ タイムプレイをわかりやすく解説|第3アウトと得点が認められる条件 |
| 守備妨害(インターフェア) | 攻撃側が守備を邪魔すること。打者・走者・ベースコーチのいずれでも起こります |
審判を任されることもある親として、保護者席に一番お願いしたいこと
判定に「え〜!」と声を上げたくなる気持ちはよくわかります。でも塁審の目の高さと保護者席の目の高さでは、見えている角度がまったく違います。
私も最初は「今のセーフでしょ」と思っていましたが、自分が審判をやってみて「あの位置からしか見えないもの」があると知りました。判定への声かけについては少年野球の親のマナー|NG行動10にまとめています。
6. 少年野球特有の言葉(10語)
ルールブックには載っていないけれど、グラウンドで毎週飛び交う言葉です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ドンマイ | 「気にするな」。エラーの直後に必ず飛ぶ声。少年野球で一番大事な言葉です |
| ナイスバッチ / ナイスピー | ナイスバッティング/ナイスピッチングの略 |
| 声出し | ベンチや守備位置から声を出すこと。上手さより先に評価される要素 |
| ノック | コーチが専用バットで打球を打つ守備練習。パパコーチの登竜門です |
| ティー(ティーバッティング) | 止まったボールや置いたボールを打つ練習 |
| アップ | ウォーミングアップ。「アップ何時から?」は保護者LINEの頻出フレーズ |
| Aチーム / Bチーム | 高学年チーム/低学年チーム。学年ではなく実力で分けるチームもあります |
| 紅白戦 | チーム内を2つに分けてやる練習試合 |
| M号球 / J号球 | 軟式ボールの規格。中学以上がM号、小学生がJ号。→ M号球とJ号球の違い |
| 卒団 | 6年生がチームを離れること。だいたい2〜3月。泣きます、親が |
用語を覚えるのに実際に役立ったもの
私が一番早く覚えられたのは、正直に言うとスコアブックを付け始めてからでした。書くためには「今のは何か」を判断しないといけないので、嫌でも覚えます。
| 方法 | 費用の目安 | 覚えるスピード |
|---|---|---|
| スコアブックを付ける | 500〜1,500円 | 最速。3試合で基本用語は入ります |
| 少年野球のルール解説書 | 1,200〜1,800円 | 図解が多いものを選べば早い。文字だけの本は挫折します |
| 公認野球規則 | 2,000円前後 | 正確だが初心者には難しい。審判をやるなら必須 |
| プロ野球中継を子どもと見る | 0円〜(配信は月1,000円前後) | 解説者が用語を説明してくれるので効率がいい |
順番としては、まずスコアブック。次に図解の多いルール解説書。審判をやることになったら公認野球規則で十分です。いきなり規則書から入ると、まず読み切れません。
試合を見に行く日にあると助かるもの
用語がわかるようになると、次に困るのが「長い」ことです。少年野球の試合は移動と待ち時間を含めると半日仕事になります。
| アイテム | 価格の目安 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 折りたたみチェア | 2,000〜5,000円 | これが有るか無いかで試合後の腰が違います。最優先 |
| 保冷・保温ボトル | 2,000〜4,000円 | 夏も冬も使う。1L以上がおすすめ |
| 双眼鏡(軽量タイプ) | 3,000〜8,000円 | 外野やライトを守る我が子の表情が見えます。8倍前後で十分 |
| 日除け(帽子・アームカバー) | 1,000〜3,000円 | グラウンドに日陰はありません。親が倒れます |
| 望遠が効くカメラ | 30,000円〜 | スマホだと我が子が豆粒になります。→ 少年野球の写真・動画撮影のコツと機材 |
優先順位をつけるなら①椅子 ②ボトル ③日除け ④双眼鏡 ⑤カメラです。椅子だけは初日から買っていいと思います。「今日は立って見よう」は、3試合目で必ず後悔します。
よくある質問
まとめ
- 50語すべてを覚える必要はない。「カウント」「アウトカウント」「走者の位置」の3点が読めれば試合の8割は理解できる
- 最優先の5語はツーアウト・フルカウント・タッチアップ・ゲッツー・振り逃げ
- 「なんで?」が一番起きるのは振り逃げ。成立条件2つだけ覚えておけば周りに説明できる
- 用語を覚える最短ルートはスコアブックを付けること。書けば嫌でも身につく
- ルール解説書は図解の多いものを1冊。いきなり公認野球規則から入ると挫折する
- 観戦グッズの優先順位は①折りたたみチェア ②ボトル ③日除け ④双眼鏡 ⑤カメラ。椅子だけは初日から買っていい
- わからない言葉が出たら、この記事をブックマークしてその場で開く。それが一番早い
野球用語がわかるようになると、試合の景色が変わります。ただ我が子を目で追っていた時間が、「今この場面はこういう意味だ」と読める時間になります。そうなると、正直に言って野球はめちゃくちゃ面白いです。
もっと個別のルールを深掘りしたい方は、タイムプレイをわかりやすく解説|第3アウトと得点が認められる条件、スリーフィートルールとは?保護者が試合で迷わないための条件整理、コールドゲームのルール世代別まとめ、野球のルール実戦編|判定フローで覚えるをどうぞ。守備位置の話は野球のポジション別の役割と背番号の意味、打席まわりのマナーはネクストバッターズサークルのルールとマナーにまとめています。道具まわりで迷ったら少年野球バットの長さ・重さの選び方、少年野球のヘルメット規定、バッティンググローブの連盟別ルール、キャッチャー防具の選び方とサイズあたりが入口になります。お子さんとの練習はキャッチボールの教え方から。
物欲パパでした。(「ドンマイ」だけは、親が一番上手に言えるようになってください)
※ルールや大会規定は連盟・年度によって変わることがあります。最新情報は所属連盟・大会要項の公式発表でご確認ください。
※記載の価格は2026年9月時点の目安です。販売店・地域・時期によって変わります。最新の価格はご自身でご確認ください。


