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外野手用グラブはなぜ種類が少ないのか|外野一筋20年の憂鬱と、光明

グローブ
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どうも、物欲パパです。今日はいつもの比較記事ではなく、外野手としての愚痴から始まるコラムです。

先日内野用と外野用グローブの違いを解説する記事を書いていて、つい本音がこぼれました。

「外野一筋なのに、内野用のグラブに憧れがあるんです」

なぜそうなるのか。今日はその正体を突き止めます。そして調べているうちに、ちょっとした希望も見つけました。

外野手用は「種類が少ない」という現実

グラブ売り場やメーカーのカタログ、グラブ系インフルエンサーの発信——どこを見ても紹介の主役はいつも内野用です。大手メーカーにはまだプロ選手モデルの外野用がありますが、工房系のメーカーになると正直「とりあえず外野用も作っとくか」感が否めない。とにかく選択肢が少ないんです。

理由は単純で、内野用は「ポジションごとにさらに細分化される」からだと思っています。同じ内野用でも、セカンドにはこのモデル、サードにはこのモデル、ショートにはこのモデル——と枝分かれしていくので、商品点数がどんどん増えていく。1つのポジションに対して複数の「おすすめ」が生まれる構造です。

一方の外野用はどうか。レフト・センター・ライトで求められる性能に大きな差がないので、細分化のしようがないんです。強いて言うなら「広めに深く」か「操作性重視でやや小ぶりに」くらいの軸しかない。枝分かれしない市場は、話題にもなりにくい。これが選択肢の少なさの正体だと、記事を書きながら自分なりに腹落ちしました。

目にする機会が多い方を、人は好きになる。だから外野手なのに、内野用のグラブが輝いて見えてくる——これが「外野一筋20年の憂鬱」の正体です。

光明①:GorillaSports(GS)という「外野手による、外野手のための」ブランド

ところが、この記事を書くために調べているうちに、嬉しい発見がありました。外野手用グローブに特化したメーカーが、ちゃんと存在していたんです。それがGorillaSports(GS)。

何より痺れるのは、作り手自身が外野手歴15年以上だということ。「外野手のことは外野手にしかわからない」を体現したようなブランドで、ラインナップの名前からしてただ者ではありません。

  • ガッチリ鬼掴みヘラクレス型——広く深めのポケットで「掴み捕る」従来型の進化系。とにかく捕り逃さないことを追求した仕様
  • ヘラクレス型——捻りに特化し、投げやすさを追求。特殊構造で落球しにくいという、他メーカーにはない発想の一本
  • バランス型——小ぶりで浅め。内野手用グラブの延長線上にあるような型で、内野から外野へコンバートされた選手にフィットする設計

特に「バランス型」の存在には唸りました。私のような「内野用の操作性に憧れる外野手」のことも、ちゃんと見えている人がいたわけです。同じ不満を感じていたはずの外野手が、自分でブランドを立ち上げて答えを出している。これほど心強いことはありません。

光明②:和牛JBの本気の外野モデル

もうひとつ見つけたのが和牛JB(WAGYU JB)。和牛レザーを使った高品質な硬式グラブのブランドで、こちらも外野手の守備に特化したモデルを充実させています。人気モデルの「JB-009」はポケットが深い設計で様々なタイプの打球をしっかり捕球でき、軽量かつ捕球性能に特化した仕様で複数のプロ野球選手からも高評価を得ているとのこと。高校野球から社会人まで、幅広いレベルで使われている実力派です。

革マニアとして見逃せないのは、素材へのこだわり。和牛レザーは経年で味わいが増すタイプの革だと思うので、外野用として長く育てる楽しみもありそうです。

光明③:「てっぺん」も外野手評価の高いブランド

調べていく中で、外野手用の評価が高いメーカーとして名前が挙がっていたのがてっぺんです。GS・ミズノ・ゼットと並んで外野手用のおすすめメーカーに数えられていて、大手だけでなくこうした専門色の強いブランドが外野手用のラインナップで評価されているのは、探せばちゃんと選択肢があるということの証明だと思います。

不遇だからこそ、選ぶ楽しみがある

種類が少ないことは、裏を返せば1つ1つの選択肢に、作り手の強い意志が乗っているということでもあります。大手の層の厚さの中から選ぶのとは違う、「この人はここまで外野のことを考えてくれたのか」という発見の喜び。GSや和牛JBを知って、外野用グラブ選びが急に面白くなってきました。

正直に言うと、ヘラクレス型もJB-009も、実物を触ってみたくてうずうずしています。次に野球用品店に行く用事があったら、ミズノコーナーではなくこの2つを探しに行こうと思います。見つけたらまたレポートしますね。

タイプ別:どのモデルを見るべきか

ここまで紹介した3ブランド、実はモデルごとに向いているタイプが分かれます。せっかくなので整理しておきます。

内野から外野へコンバートされた人 → 「握り替えのしやすさ」重視のモデルを

内野用の操作感が抜けきらない人には、握り替え速度を意識した型がフィットします。GSのヘラクレス型(捻りに特化した投げやすさ重視の型)、和牛JBのJB-008、てっぺんのTTY-Sあたりがこの系統。同じブランドの中でも「深く掴む系」と「投げやすさ系」でモデルが分かれているので、型番までチェックして選ぶのがポイントです。

とにかく「落とさない」を優先したい人 → 深めのポケット系を

私自身は完全にこちら派です。深めのポケットで、掴んだボールが絶対に出ていかない安心感を求めるタイプ。GSのガッチリ鬼掴みヘラクレス、和牛JBのJB-008、てっぺんのTTYを狙っています。外野の後ろには誰もいないので、多少の操作性より確実性、というのが私の哲学です。

大手メーカーの外野用は、良くも悪くも「みんな似た型」になりがちで、グラウンドで被ることも珍しくありません。人と違う一本を持ちたい方、大手の型に合わなかった方は、こうした専門ブランドを候補に入れてみるのはいかがでしょうか。

ちなみに私が一番気になっているのは和牛JBです。和牛レザーという素材そのものへの興味もありますし、革が育っていく過程を想像するだけでワクワクします。近くに実店舗がないのが悩みどころですが、取り寄せてでも一度触ってみたいと思っています。

まとめ

  • 外野用グラブの選択肢が少ないのは、守備機会の差による構造的な理由
  • 大手は内野用ほどの多様性はないが、層の厚さは頼りになる
  • GorillaSports(GS)は外野手歴15年の作り手による外野特化ブランド。ヘラクレス型・バランス型など個性的なラインナップ
  • 和牛JBも外野モデルが充実。和牛レザーで長く育てる楽しみも
  • 「てっぺん」も外野手評価の高いブランドとして名前が挙がる。探せば選択肢はちゃんとある
  • 内野経験者は握り替え重視型(ヘラクレス型/JB-008/TTY-S)、確実性重視なら深めのポケット型(鬼掴みヘラクレス/JB-008/TTY)を軸に検討を

不遇だ不遇だと嘆いていたら、ちゃんと同じ場所を見ている人たちがいました。外野手の皆さん、選択肢は思っているより広いかもしれません。グラブ選びの参考になれば嬉しいです。

基本の選び方は内野用と外野用グローブの違いの記事に、軟式・硬式の違いはこちらの記事にまとめています。

物欲パパでした。(気づけば今日も、外野用グラブの通販ページを3つ開いたまま寝落ちしそうです)

※商品の仕様・価格・在庫状況は変更される場合があります。最新の情報は各メーカー・販売店でご確認ください。

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