2026年、ミズノプロから新しい硬式グラブシリーズ「MIZUNO PRO PREMIERE(ミズノプロ プレミア)」が登場しました。
最初に名前を聞いたときは、「ミズノプロで、しかもPremiereならかなり高そうだな」と思ったのが正直なところです。ところが、実際の価格は59,400円(税込)。現在の上位クラスの硬式グラブと比べると、むしろ少し抑えめの価格で、ここは意外でした。
そしてPremiereについて調べていくと出てきたのが、「3年間を共に闘う」というコンセプトです。
革だけでなく、指部分の構造やウェブの付け根まで、長期間の使用を意識した作りになっています。これを知って、学生がハードに使う3年間をかなり意識したグローブなんだなと感じました。
もちろん「学生向けだから価格を抑えている」と公式に説明されているわけではありません。ただ、このコンセプトを見ると、学生が3年間使うことを意識したシリーズだからこそ、手が届きやすい価格にしているのかな?と思ってしまいます。
この記事では、そんなミズノプロ Premiereについて、特徴や価格、そして「本当に3年間使えるのか?」まで見ていきます。
- ミズノプロ Premiereとは?
- ミズノプロ Premiereの特徴① クレストハイドスプリームエリート
- ミズノプロ Premiereの特徴② FINGER CORE TECHNOLOGY
- ミズノプロ Premiereの特徴③ ウェブの付け根も補強
- Premiereじゃないと3年間使えないわけではない
- 「3年間を一緒に過ごす相棒」という考え方が良い
- ミズノプロ Premiereの59,400円は高い?
- 学生のためのグローブだから、この価格なのかな?
- 親目線でも買ってあげやすいシリーズだと思う
- ミズノプロ Premiereはこんな人に合いそう
- まとめ|「3年間使える」より「3年間を一緒に戦う」がPremiereの魅力
ミズノプロ Premiereとは?
ミズノプロ Premiereは、2026年8月1日に発売された新しい硬式グラブシリーズです。
ミズノが打ち出しているのは、「最高峰のミズノプロ・スペック×最高峰の耐久性」、そして「3年間を共に闘う」というコンセプト。価格は59,400円(税込)で、投手用、内野手用、外野手用などがラインナップされています。
Premiereという名前だけを見ると、「ミズノプロの中でも一番上のモデル?」と思うかもしれません。ただ、ミズノプロにはClassicやCRAFTED Editionなど、方向性の異なるシリーズがあります。
そのため、Premiereを単純に「ミズノプロの最上位」と考えるより、耐久性を強く意識した新しいミズノプロと考える方が分かりやすいと思います。
ミズノプロにはどんな種類があるのかについては、別の記事で詳しくまとめる予定です。
ミズノプロ Premiereの特徴① クレストハイドスプリームエリート
Premiereに使われている革は、「クレストハイドスプリームエリート」です。
ミズノプロ専用のレザーで、硬式オーダーの最高スペック「プレキシーエリート」の特性を受け継いでいます。ミズノによると、吸い付くようなグリップ感と、しなやかなコシが特徴で、使い込むほど手になじんでいく革です。
個人的に気になるのは、やはり「コシ」の部分です。
3年間使うことを考えると、最初から使いやすいことだけでなく、使い込んだあとにどれだけ形を保ってくれるのかも大事です。高校野球なら、毎日のキャッチボールやノックでグラブへの負担もかなり大きくなります。
Premiereを実際に触る機会があれば、まず革の硬さやコシは確認してみたいところです。
ミズノプロ Premiereの特徴② FINGER CORE TECHNOLOGY
Premiereの中で、個人的に一番気になったのが、「FINGER CORE TECHNOLOGY(フィンガーコアテクノロジー)」です。
人差し指・中指・薬指の指袋内側を独立させた「ウエーブライニング」という設計が採用されていて、これによって指1本1本の強度を高め、捕球時に起こる指部分の反りや歪みを軽減する狙いがあります。
長くグラブを使っていると、だんだん指先が反ってきたり、全体の形が崩れてきたりすることがあります。革そのものを丈夫にするだけではなく、グラブの中の構造から型崩れを抑えようとしているというのは、Premiereらしい部分だと思います。
「3年間を共に闘う」というコンセプトが、ただのキャッチコピーではなく、こういった構造にも反映されているのが分かります。
ミズノプロ Premiereの特徴③ ウェブの付け根も補強
もう一つ特徴的なのが、ウェブ付け根の補強紐です。
ウェブ周辺は、長期間使っていると傷みやすい部分の一つです。Premiereでは、特に破れが起こりやすいウェブの付け根を補強しています。
これは派手な機能ではありませんが、「3年間使う」ということを考えると、こういう部分の方が大事なのかもしれません。
革の質だけではなく、実際に使い続けたときに壊れやすい場所まで考えているという点には好感が持てます。
Premiereじゃないと3年間使えないわけではない
ここは、この記事でしっかり伝えておきたいところです。
Premiereは「3年間を共に闘う」というコンセプトですが、Premiereじゃないと3年間使えないわけではありません。
グラブはメンテナンスをしながら長く使える道具です。紐が切れれば交換できますし、破れた部分を修理することもできます。ヘタってきた芯材を交換する修理もあります。
普段からしっかり手入れをしていれば、3年以上使えるグラブも普通にあると思います。
私自身、高校3年間はミズノのグローバルエリートを使っていました。さすがに多少のヘタリはありますが、それでも今でも現役で使うことができます。
そういう経験があるので、「3年間使えるからPremiereはすごい」とまでは思っていません。他のグラブでも、使い方とメンテナンス次第で3年間以上使うことはできます。
ではPremiereの何が魅力なのか。
私は、「最初からハードな3年間を想定して作られていること」だと思います。
ここは似ているようで、少し違います。
「3年間を一緒に過ごす相棒」という考え方が良い
中学から高校へ、高校から大学へ。野球のステージが変わるタイミングで、グラブを買い替える選手は多いと思います。
そう考えると、その3年間を一緒に過ごす相棒としてグラブを選ぶというPremiereの考え方はすごく良いですよね。
新品の状態から使い始めて、練習や試合を重ねながら自分の型になっていく。3年後には傷も付いているでしょうし、多少ヘタっているかもしれません。でも、それも含めて思い出になります。
私が高校時代に使っていたグローバルエリートも、今見ると当時のことを思い出します。
だからこそ、「このグラブで3年間戦う」という選び方には、とても共感できます。
ミズノプロ Premiereの59,400円は高い?
Premiereの価格は59,400円(税込)です。
約6万円。グラブ1個の値段として考えれば、決して安くありません。
特に高校入学時などは、グラブだけを買えば終わりではありません。スパイク、アップシューズ、バッグ、練習着など、いろいろな物を揃える必要があります。
その中で「グラブに約6万円」となれば、親としてはやっぱり少し迷う金額だと思います。
ただ、他メーカーの上位硬式グラブと比べてみると、Premiereの印象が少し変わります。
| メーカー | シリーズ | 税込価格の例 |
|---|---|---|
| ミズノ | ミズノプロ Premiere | 59,400円 |
| Wilson | Wilson Staff DUAL | 67,100円 |
| ZETT | プロステイタスSE | 68,200円 |
※2026年9月時点の各メーカー公式価格を参考。モデルやポジションによって価格・仕様は異なります。
こうして比べると、Premiereはむしろ価格が少し抑えられています。
最初に「Premiere」という名前を聞いたときに高そうだと思っただけに、ここはかなり意外でした。
学生のためのグローブだから、この価格なのかな?
Premiereのコンセプトを知ってから価格を見ると、「だからこの価格なのかな?」とも感じます。
もちろん、「学生が買いやすいように59,400円に設定した」とミズノが説明しているわけではありません。これはあくまで私が感じたことです。
ただ、「3年間を共に闘う」という言葉や、指の反り・歪みを抑える構造、ウェブ付け根の補強などを見ていると、かなり学生のハードな使用を意識したシリーズに感じます。
高級感をどんどん追求して価格を上げるというより、実際に3年間使ってもらうことを考えたミズノプロなのかなと。
そう考えると、他メーカーの上位モデルより少し抑えられた59,400円という価格にも納得できます。
親目線でも買ってあげやすいシリーズだと思う
個人的には、ここもPremiereの良いところだと思います。
約6万円なので、気軽に買えるグラブではありません。それでも、「3年間使うために耐久性を考えて作られたミズノプロ」という商品の考え方は、親としても納得しやすいです。
そして価格も、現在の上位硬式グラブの中では少し抑えめ。
あとは本人が実際に手を入れてみて、「これがいい」と思えるかどうかです。
私なら、子どもが実際に触って「これが一番良かった」「これで3年間やりたい」と言うのであれば、手放しで買ってあげられると思います。
逆に、Premiereだからという理由だけで選ぶ必要はありません。グラブは手の大きさや捕り方によって好みがかなり変わります。
耐久性より先に、その選手に合っているか。
そこはグラブ選びで変わらない部分だと思います。
ミズノプロ Premiereはこんな人に合いそう
Premiereの特徴や価格を見て、特に相性が良さそうだと感じるのは次のような人です。
- 中学・高校など、3年間使うグラブを探している
- 毎日の練習でハードにグラブを使う
- 指先の反りや型崩れが気になる
- 長く使えることを重視してグラブを選びたい
- ミズノプロが欲しい
- 6万円前後で上位クラスの硬式グラブを探している
- 「このグラブと3年間戦う」という考え方に魅力を感じる
ただし、約6万円する買い物です。
可能であればネットの情報だけで決めず、実際に店舗で手を入れてみることをおすすめします。
まとめ|「3年間使える」より「3年間を一緒に戦う」がPremiereの魅力
ミズノプロ Premiereについて調べる前は、「Premiereなんて名前が付いているなら、かなり高いミズノプロなんだろうな」と思っていました。
ところが実際には59,400円。そして詳しく調べると、単純な高級モデルではなく、「3年間を共に闘う」という非常に分かりやすいコンセプトを持ったグラブでした。
もちろん、Premiereじゃなくてもグラブは3年間使えます。私が高校3年間使ったグローバルエリートも、今でも使えます。
だから、「3年間使える=Premiereだけのメリット」ではありません。
それよりも、ハードな3年間を最初から想定して、そのための耐久性を考えて作られていること。私はそこにPremiereの魅力を感じます。
中学3年間、高校3年間。大学なら4年間ですが、一つのステージを一緒に戦ったグラブは、野球を辞めたあとにも残ります。
本人が実際に手を入れて気に入り、「これで3年間やりたい」と思えたなら、親としても納得して買ってあげやすいグラブではないでしょうか。
私自身、子どもがそう言ってPremiereを選んだなら、「じゃあ、このグローブで3年間頑張れ」買ってあげたいと思えるシリーズです。


