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どうも、物欲パパです。
投手用グローブは、球種を隠すための道具です。捕球性能は、正直そこまで求められていません。
だからウェブが詰まっている。だから色に規定がある。守備用グラブと同じ基準で選ぶと、まず間違えます。
そして色の規定は連盟や大会によって細かく違います。ここは私も毎回、公認野球規則と所属連盟の規定を確認し直しています。断定せずに、一緒に確認していきましょう。
この記事では、投手用グローブの特徴と選び方、そしてウェブの形と色の規定について整理します。
結論:網は「球種を隠すため」、色は「白・グレー禁止」が大原則
- ウェブが詰まっているのは、握り(球種)を打者に見せないため。実用上の必然です
- 投手のグラブは白・グレーが使用不可。ボールと同色で打者が見づらくなるため
- ツートンカラー・派手な縁取りも大会によっては不可。連盟規定の確認は必須
- サイズは内野手用より少し大きめ・厚め。投球後の守備も考えて選ぶ
- 少年野球で「投手専用」を買う必要は必ずしもない。ポジションが固定されるまでは兼用でOK
投手用グローブの3つの構造的な特徴
まず、他のポジションのグラブと何が違うのかを整理します。
特徴1:ウェブ(網)が詰まっている
これが最大の違いです。内野手用は網が透けていますが、投手用は「クロスウェブ」「バスケットウェブ」など、隙間のない形状が主流です。
理由は単純で、グラブの中でボールを握り替えるとき、その握りを打者に見せないため。ストレートとカーブでは握りが違いますから、透けていると球種がバレます。
プロの試合で、投手がグラブで顔を隠しながらサインを見る動作。あれも同じ理屈です。投手用グラブは「情報を隠す道具」でもあるわけです。
特徴2:サイズがやや大きく、厚みがある
投手は投げ終わった直後、目の前に強い打球が来る可能性があるポジションです。しかもバランスが崩れた体勢で。
そのため投手用グラブは、内野手用よりわずかに大きく、革も厚めに作られています。捕球というより「防御」の役割も担っています。
特徴3:ポケットがやや深め
内野手用は「捕ってすぐ投げる」ため浅いポケットですが、投手用はしっかり握れる深さがあります。
ただし深すぎると牽制球が遅れるので、投手用のなかでも「牽制重視ならやや浅め」を選ぶという考え方もあります。
| 項目 | 投手用 | 内野手用 | 外野手用 |
|---|---|---|---|
| ウェブ | 詰まっている(必須級) | 透けている | 透けている・広い |
| サイズ感 | やや大きめ | 小さめ | 最も大きい |
| ポケット | やや深め | 浅い | 深い |
| 色の規定 | 白・グレー不可 | 規定は緩い | 規定は緩い |
| 価格帯(軟式) | 12,000〜40,000円 | 10,000〜45,000円 | 12,000〜42,000円 |
要注意|投手用グローブの「色」のルール
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。知らずに買うと試合で使えません。
基本ルール:白・グレーは使用不可
公認野球規則では、投手のグラブについて白色およびグレー色を用いてはならないとされています。
理由はボールが白いから。白いグラブから白いボールが出てくると、打者がリリースポイントを見失います。安全面と公平性の両方の理由です。
ツートンカラー・派手な装飾も注意
近年のグラブは、本体とウェブの色が違う「ツートン」が人気です。ところが、大会によっては投手のツートングラブを禁止しているケースがあります。
とくに少年野球の連盟や、中学の大会では規定が厳しめです。「単色であること」を求める連盟も存在します。
審判を任されることもある親として見てきたケース
試合前の用具チェックで、投手のグラブに白い縁取りが入っていて指摘された。本人も親も「知らなかった」。急遽チームの共用グラブを借りて投げることに。
これ、子どもにとってはかなりのショックです。 せっかく買ってもらったグラブが使えない。買う前に一度、所属連盟の規定を確認してください。数分の確認で防げます。
安全な色の選び方
| 色 | 判定 | コメント |
|---|---|---|
| ブラック | ◎ 安全 | どの大会でもまず問題なし |
| ブラウン・タン系 | ◎ 安全 | 定番。迷ったらここ |
| ネイビー・グリーン | ○ ほぼ安全 | 単色なら問題になりにくい |
| レッド・オレンジ | △ 要確認 | 連盟によっては派手すぎと判断 |
| ツートン(白系の差し色) | × 危険 | 白い部分があると指摘対象 |
| ホワイト・グレー | × 不可 | 規則で明確に禁止 |
投手をやる可能性があるなら、ブラックかブラウン系を選んでおけば絶対に安全です。 これは覚えておいて損がありません。
少年野球では「投手専用」を買うべきか
正直にお答えします。ポジションが固定されるまでは、買わなくていいです。
小学生のうちは投手も内野も守る
臨時コーチで手伝うこともある親として見ていると、投手をやる子は、たいてい内野も守ります。 というより、上手い子が投手をやるので、必然的に複数ポジションを兼務します。
その状況で「投手専用グラブ」を買うと、ベンチに戻るたびにグラブを持ち替えることになります。現実的ではありません。
おすすめは「オールラウンド型で、ウェブが詰まったモデル」
じつは、これが一番賢い選択です。
内野手用・オールラウンド用のなかにも、ウェブが詰まったタイプがあります。 これなら投手でも内野でも使え、色さえ気をつければ規定にも引っかかりません。
少年野球で「1個で全部やる」ための条件
1. ウェブが詰まっているタイプ(クロスウェブ・バスケットウェブなど)を選ぶ
2. 色はブラックかブラウン系の単色にする
3. サイズは学年に合った「オールラウンド用」を選ぶ
この3つを満たせば、投手・内野・外野のどこでも使えます。小学生のうちは、これで十分です。
サイズの決め方は少年野球のグローブのサイズの選び方|手の大きさ別・学年別を参考にしてください。
中学以降、投手専任になったら買い替える
中学で投手専任になったなら、そこで投手用を買ってください。ここからは専用モデルの意味が出てきます。
ブランド選びはグローバルエリート vs セレクトナイン|軟式グローブの現実的な二択、ミズノとローリングスのグローブを比較、ゼットと久保田スラッガーのグローブを比較あたりをご覧ください。
投手用グローブの選び方|5つのチェックポイント
1. サイズは「投げやすさ」優先で
大きいグラブは守備範囲が広がりますが、投球フォームでは邪魔になります。 グラブ側の腕の使い方はフォームの生命線ですから、重い・大きいグラブはリズムを崩します。
迷ったら内野手用と同じか、ワンサイズ上までにとどめてください。
2. 重さを必ず確認する
投手は1試合で100球近く投げます。グラブが数十グラム重いだけで、終盤に効いてきます。店頭で持ったときに「軽い」と感じるものを選んでください。
3. ウェブは「完全に塞がっているか」を目視
「投手用」と書いてあっても、わずかに隙間があるモデルがあります。実際に光にかざして、握りが透けないか確認しましょう。
4. 型付けは「浅め」に
投手用は、深すぎるポケットにすると牽制やフィールディングで遅れます。店舗で型付けを頼むときは「投手用として、やや浅めに」と伝えてください。
型付けの種類は湯もみ型付けと手もみ型付けの違い|どっちを選ぶべきかで解説しています。
5. 左利きの場合は選択肢が限られる
左投手は野球界の宝ですが、グラブの選択肢は右投げ用の数分の一です。欲しいモデルの左投げ用があるか、必ず先に確認してください。
詳しくは左利き用グローブの選び方|種類が少ない中でどう選ぶかをどうぞ。
手入れは他のグラブ以上に丁寧に
投手用グラブは、他のポジションより汗にさらされる時間が長いです。マウンドで握りしめている時間が長いですから。
放置すると、革が硬化してウェブの部分から割れます。月1回のオイルと、使用後の乾拭きは必須です。
手入れの手順はグラブオイルの選び方と塗り方|やりすぎは逆効果ですにまとめました。5分で終わります。
よくある質問
まとめ
- 投手用のウェブが詰まっているのは、球種の握りを隠すため
- 白・グレーは規則で使用不可。ツートンも大会によっては指摘されます
- 迷ったらブラックかブラウン系の単色。これならどこでも通ります
- 少年野球では「ウェブが詰まったオールラウンド用」が最も合理的。1個で全部こなせます
- サイズと重さは「投げやすさ」優先。大きく重いグラブはフォームを崩します
- 買う前に所属連盟の用具規定を確認。数分で、悲しい思いを防げます
投手用グラブは、性能の話よりも先に「使えるかどうか」を確認しなければいけない、少し特殊な道具です。
せっかくのグラブを試合で使えない。そんな残念な思いをする子が、一人でも減れば嬉しいです。
物欲パパでした。(黒のグラブを選んでおけば間違いない、という結論に何度たどり着いたことか)
※用具規定は連盟・大会によって異なり、変わることがあります。最新情報は所属連盟の公式サイトでご確認ください。
※記載の価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格(税込)です。実売価格は販売店やセールによってこれより安くなることがあります。購入前に最新の価格をご確認ください。


