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どうも、物欲パパです。
朝6時、窓の外は雨。LINEに「本日の練習は中止です」の一報。子どもはホッとした顔で二度寝に入り、私は少しだけ気が抜ける。梅雨時の日曜日は、だいたいこれです。
でも、この「空いた1日」の使い方で、6月と7月のあいだに差がつきます。
この記事では、臨時コーチで手伝うこともある親として雨天時にやっているメニューと、自宅でできる練習を紹介します。広い場所も、高い道具も要りません。畳2枚分のスペースがあれば十分です。
結論:雨の日にやるべきはこの3つ
- 雨の日にやるのは①フォームの確認 ②体づくり ③頭の整理の3つ。ボールを使う練習は諦めていい
- 最優先は鏡の前でのスイング確認。屋外では絶対にできない「自分の形を見る」練習ができます
- 室内でバットを振るなら短尺バット(70cm前後)を1本。フルサイズは家では危険で、結局振れません
- 体幹トレーニングは雨の日にこそ。器具なしで10分、継続すれば確実に効きます
- 時間は45〜60分まで。雨の日に2時間やらせると、野球が嫌いになります
- 道具を揃えるなら短尺バット+チューブ+滑り止めマットで5,000〜10,000円。1年中使えます
- 練習しない日があってもいい。道具の手入れと野球ノートだけでも、その日は無駄になりません
まず決めること|雨の日は「量」ではなく「種類」を変える
雨の日にありがちな失敗は、外でできないぶんを家で取り返そうとして、素振り300本などをやらせてしまうことです。
狭い部屋で疲れながら振る300本には、正直ほとんど意味がありません。むしろフォームが崩れます。雨の日は「量」を求める日ではなく、「普段できないこと」をやる日だと割り切ってください。
| 屋外でしかできないこと | 雨の日にこそできること |
|---|---|
| 実際の打球を捕る | 鏡で自分のフォームを見る |
| 遠投・長距離のスローイング | 肩甲骨まわりの可動域を広げる |
| 走塁・ベースランニング | 体幹・下半身の土台づくり |
| 試合形式の実戦練習 | ルールの勉強・映像を見る・野球ノート |
臨時コーチとして一番効果を感じているのは「鏡」です
グラウンドでいくら「肘が下がってる」「頭が前に出てる」と言っても、子どもには伝わりません。自分がどう動いているか見えていないからです。
姿見の前でゆっくり10回振らせる。それだけで「あ、ほんとだ」となります。雨の日は、この「自分の形を見る時間」に充てるのが一番効率がいい。道具も要りません。
室内メニュー①|バッティング系(4つ)
1. ミラースイング(鏡の前でゆっくり振る)
目安:10回×3セット / 所要10分 / 道具:姿見のみ
バットを持ち、鏡の前でできるだけゆっくりスイングします。速く振るのではなく、構え→テイクバック→踏み込み→インパクト→フォロースルーの各段階で止まりながら形を確認する。
チェックするのは3点だけ。①頭が動いていないか ②軸足が突っ張っていないか ③フォロースルーで体が流れていないか。全部を一度に言わず、その日は1つに絞ってください。素振りの考え方は素振りは本数より質にまとめています。
2. 短尺バットでの素振り
目安:30〜50回 / 所要10分 / 道具:短尺バット(70cm前後)
室内でフルサイズのバットを振るのは現実的ではありません。天井、照明、テレビ。破損のリスクが常につきまといます。
70cm前後の短尺バットが1本あると、室内練習の幅が一気に広がります。価格は2,000〜5,000円程度。短くても、体の使い方の練習としては十分機能します。
3. タオルスイング
目安:20回×2セット / 所要5分 / 道具:フェイスタオル1枚
バットの代わりにタオルを持って振ります。タオルは「振り遅れると音が鳴らない」ので、体の回転とリリースのタイミングが合っているかが音でわかります。
道具代0円で、狭い部屋でもできて、しかも効果がある。低学年にはこれが一番おすすめです。
4. 置きティー(スペースがある場合のみ)
目安:20〜30スイング / 所要15分 / 道具:ティースタンド+室内用ネット
ガレージやベランダ、広い部屋があるなら、ネットとティーで実際に打つのが一番です。ただし室内用ネットは5,000〜15,000円と、それなりの投資になります。打ち方の基本はティーバッティングの正しいやり方をどうぞ。
室内練習に必要な道具
| 道具 | 価格の目安 | 優先度 |
|---|---|---|
| 短尺バット(70cm前後) | 2,000〜5,000円 | ◎ 最優先。室内練習の可否を決めます |
| 姿見(全身鏡) | 3,000〜8,000円 | ◎ 家にあるもので可。無いなら買う価値は十分あります |
| トレーニングチューブ | 1,000〜2,500円 | ◎ 肩・体幹に効く。安くて効果が出やすい |
| ヨガマット・滑り止めマット | 1,500〜3,000円 | ○ 床の保護と騒音対策。集合住宅なら必須です |
| やわらかいボール(スポンジ球) | 500〜1,500円 | ○ 室内でハンドリング練習ができるようになります |
| 室内用ネット | 5,000〜15,000円 | △ 場所があるなら。無くても練習は成立します |
| トレーニングバット(重い/軽い) | 4,000〜10,000円 | △ 高学年以降。→ 竹バット・トレーニングバットの効果と使い方 |
まず買うなら短尺バット1本です。2,000円台から買えて、室内でできることが一気に増えます。逆にここが無いと、雨の日メニューは体幹トレだけになってしまい、子どもは飽きます。
室内メニュー②|守備・スローイング系(3つ)
5. シャドーピッチング(タオルスロー)
目安:20球×2セット / 所要10分 / 道具:フェイスタオル
タオルを持って投球動作をします。腕を振り切ったときにタオルが「パンッ」と鳴れば、リリースがしっかりできている証拠。音でフィードバックがあるのがこの練習の良いところです。
ピッチャー以外の子にも効果があります。野手の送球もフォームは同じだからです。
6. ハンドリング(ボール回し・お手玉)
目安:5分 / 道具:やわらかいボール1〜2個
座ったまま、両手でボールを持ち替える・片手でお手玉をする・背中の後ろで持ち替える。捕球のときの手の感覚は、これだけでも養えます。
テレビを見ながらでもできるので、続けやすいのが利点です。
7. 板グラブでの捕球姿勢確認
目安:10分 / 道具:トレーニンググラブ(板グラブ)
板グラブがあるなら、雨の日は絶好の使いどころです。狭い場所でも「両手で捕る」「体の正面に入る」の形を確認できます。詳しい使い方はトレーニンググラブ(板グラブ)の効果と使い方にまとめました。
晴れた日にできる守備練習は壁当て練習の効果とやり方|一人でできる守備練習をどうぞ。雨が上がったら、そちらに切り替えるのがおすすめです。
室内メニュー③|体づくり(3つ)
正直に言うと、小学生にとって一番効果があるのはここかもしれません。技術は屋外でしか伸ばせませんが、体は家で作れます。
| メニュー | 目安 | 効く場所 |
|---|---|---|
| プランク(体幹) | 20〜30秒×3セット | スイング・送球の軸。ブレない体の土台 |
| 片足立ちバランス | 左右30秒ずつ | 踏み込み足の安定。目を閉じるとさらに効きます |
| 肩甲骨まわしストレッチ | 前後10回ずつ | 肩の可動域。ケガ予防に直結します |
| チューブでの肩インナー | 左右15回×2 | 投げる肩の保護。高学年以降に特に重要 |
| スクワット(自重) | 15回×2セット | 下半身。走塁もスイングも、結局ここです |
| 手首・前腕トレ | 左右20回 | バットコントロール。冬にも有効 → 冬の野球トレーニング |
ただし小学生にウエイトトレーニングは不要です。自重とチューブで十分。成長期に重い負荷をかけると、故障のリスクのほうが大きくなります。
室内メニュー④|頭を使う日にする(2つ)
8. 映像を見る・自分のフォームを撮る
プロの試合を「漠然と」ではなく、目的を持って見る。「今日はショートの動きだけ見よう」「ランナーが出たときの内野の位置を見よう」と決めてから見ると、まったく別の情報が入ってきます。
さらに効くのが、自分のスイングをスマホで撮って一緒に見ること。プロと並べて再生すると、子どもは大人が100回言うより早く理解します。撮り方の工夫は少年野球の写真・動画撮影のコツと機材にまとめました。
9. 野球ノートを書く
雨で練習がない日は、ノートを書く時間としては最高です。普段は練習後の疲れた頭で書くので、どうしても雑になります。
「先週の試合で悔しかったこと」「次にできるようになりたいこと」を1つずつ。書き方は野球ノートの書き方にまとめています。技術練習ゼロでも、これをやった日は無駄な1日にはなりません。
10. 道具の手入れをする
そしてこれ。雨の日はグラブの手入れ日です。むしろ、この日にやらないといつやるのか。
梅雨時は特に、湿気でグラブがやられやすい時期です。乾かして、汚れを落として、型を整える。手順はグローブの保管方法|梅雨・冬のカビ対策と型崩れ防止に詳しく書きました。スパイクも同様で、雨の日に洗っておくと持ちが変わります(→ 野球スパイクの洗い方)。
時間配分の例|45分でこう組む
| 時間 | メニュー | ねらい |
|---|---|---|
| 0〜5分 | ストレッチ・肩甲骨まわし | ケガ予防。ここを飛ばさない |
| 5〜15分 | ミラースイング | その日のテーマを1つだけ決めて確認 |
| 15〜25分 | 短尺バット素振り+タオルスロー | 確認した形を体に入れる |
| 25〜35分 | 体幹・下半身トレーニング | 土台づくり。ここが一番の伸びしろ |
| 35〜45分 | 映像を見る or 野球ノート | クールダウンを兼ねて頭を整理 |
45分で終わらせるのが、実は一番のコツです
親としては「時間があるんだから、もっとやれば」と言いたくなります。でも、雨の日に長時間やらせた結果、子どもが「雨=しんどい日」と学習してしまったことがあります。
それ以来、雨の日は45分で切り上げて、残りは自由時間にしました。そのほうが翌週の練習の食いつきがいい。やらない日を作る勇気も、長く続けるためには必要だと思っています。
集合住宅で気をつけること
マンション・アパートの場合、忘れてはいけないのが騒音です。
- ジャンプ系・踏み込みの強い練習は避ける。下の階には想像以上に響きます
- ヨガマット・防音マットを敷く。1,500円程度で近所トラブルを防げるなら安いものです
- 時間帯は日中(10時〜18時)に。夜の素振りは音より「振動」で気づかれます
- 壁に向かってボールを投げるのは、屋内では絶対にやらない。壁も、隣人との関係も壊れます
スペースがどうしても無い場合は、バッティングセンターに行くのも立派な選択です。雨でも打てますし、屋根があります。ただの気晴らしで終わらせない使い方はバッティングセンター活用法|ただ打つだけはもったいないにまとめました。
よくある質問
まとめ
- 雨の日は「量」ではなく「普段できないこと」をやる日。ボールを使う練習は諦めていい
- 最も効果があるのは鏡の前でのミラースイング。自分の形が見えると、子どもは一発で理解します
- 道具を1つ買うなら短尺バット(70cm前後・2,000〜5,000円)。室内でできることが一気に増えます
- タオルスイング・タオルスローは0円で効果が出る優秀メニュー。音でフォームが確認できます
- 体幹・下半身づくりは自重とチューブで十分。小学生にウエイトは不要
- 45分で切り上げる。長時間やらせると「雨=しんどい日」になって逆効果
- 練習しない日も正解。道具の手入れと野球ノートだけで、その日は十分価値があります
臨時コーチでグラウンドに入っていて思うのは、梅雨明けに一段うまくなっている子は、雨の日に何かをしていた子だということです。それは素振り300本ではなく、たいてい「鏡を見ていた」とか「ノートを書いていた」とか、その程度のことです。
関連する練習は素振りは本数より質、ティーバッティングの正しいやり方、壁当て練習の効果とやり方、キャッチボールの教え方にまとめています。オフシーズンの体づくりは冬の野球トレーニング|オフシーズンに差がつく練習、雨上がりの道具ケアはグローブの保管方法|梅雨・冬のカビ対策と型崩れ防止をどうぞ。
物欲パパでした。(雨の日に一番真剣に素振りをしているのは、だいたい私です)
※トレーニングの内容や負荷は、お子さんの年齢・体格・体調に合わせて調整してください。痛みがある場合は中止し、専門機関にご相談ください。
※記載の価格は2026年9月時点の目安です。販売店・地域・時期によって変わります。最新の価格はご自身でご確認ください。


