プロ野球を観戦していると、
「推しの選手をきれいに撮れたからInstagramに載せたい!」
「ホームランの瞬間を動画で撮れたけど、SNSに投稿しても大丈夫?」
と思うことがありますよね。
私も最近、
「試合中の選手をSNSに載せられなくなった」
という話を目にして、
「じゃあ、選手が使っているグローブやバットの写真も載せられないの?」
と気になりました。
実際に調べてみると、この話は完全な間違いではありません。
NPBでは2025年2月1日から、プロ野球の試合で撮影した写真や動画をSNSなどへ投稿する際の新しいルールが施行されました。
当初のルールでは、ボールインプレイ中の選手を撮影した写真もSNSへの投稿が禁止されていました。
しかし、その後ルールが見直され、2025年9月1日から大幅に緩和されています。
2026年現在は、プレー中の選手を撮影した写真(静止画)ならSNSへの投稿が可能です。
一方、動画については「60秒以内」「試合終了後」など細かな制限があります。
この記事では、NPB公式の「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」をもとに、
- プレー中の選手の写真はSNSに載せられる?
- 試合中にInstagramやXへ投稿できる?
- プレー動画は何秒まで?
- YouTubeやTikTokにも投稿できる?
- ライブ配信はできる?
- なぜ写真や動画にルールがある?
- グローブやバットが写った写真はどうなる?
といった疑問をわかりやすく解説します。
※本記事は2026年8月時点でNPBが公開している規程をもとに作成しています。ルールは今後変更される可能性があるため、実際に撮影・投稿する際はNPBや各球場の最新情報もご確認ください。
※本記事は2026年8月時点でNPBが公開している「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」をもとに作成しています。
- プロ野球の写真・動画はSNSに投稿できる?【結論】
- プロ野球選手の写真はプレー中でもSNS投稿OK
- 「試合中の写真はSNS禁止」だったのは2025年2月の旧ルール
- 2025年9月1日の改定で写真投稿が大幅に緩和
- プロ野球の動画をSNSに投稿するときは制限に注意
- プレー動画は全SNSを合わせて1試合1回まで
- YouTube・Instagram・X・TikTokならルールは変わる?
- イニング間・スタンド・球場グルメなどの動画は140秒以内
- 球場内からのライブ配信は禁止
- なぜプロ野球の動画には60秒・140秒の制限がある?
- 選手のグローブやバットが写った写真もSNSに載せられる?
- 明らかな営利目的での写真・動画投稿は禁止
- 実際にルール違反で全球団のチケット販売を拒否された事例もある
- SNS投稿以前に注意したい球場での撮影禁止行為
- プロ野球の写真・動画SNS投稿ルールまとめ
プロ野球の写真・動画はSNSに投稿できる?【結論】
まず結論からいうと、
プロ野球選手の写真は、プレー中のものを含めSNSへ投稿できます。
ただし、動画には制限があります。

2026年現在の主なルールを簡単にまとめると次のとおりです。
| 撮影・投稿する内容 | SNS投稿 |
|---|---|
| プレー中の選手の写真 | ○ |
| 選手の写真を試合中に投稿 | ○ |
| プレー中の写真を複数枚投稿 | ○ |
| イニング中のグラウンド内の動画 | △ 条件あり |
| プレー動画を試合中に投稿 | × |
| イニング間・グラウンド外などの動画 | ○ 140秒以内 |
| 球場内からのライブ配信 | × |
| 明らかな営利目的の投稿 | × |
特に覚えておきたいのは、
「写真は基本的に投稿OK。でもプレー動画は別」
という点です。
イニング中のグラウンド内を撮影した動画は、
「60秒以内・無編集・1人につき1試合1回・試合終了後」
という条件を守る必要があります。
「プロ野球の試合中の写真はSNSに載せてはいけない」
という情報を見たことがある人もいるかもしれません。
これは、2025年2月に導入された当初のルールの情報が残っている可能性があります。
現在はルールが変更されているので、順番に見ていきましょう。
プロ野球選手の写真はプレー中でもSNS投稿OK
現在のNPBルールでは、写真についてはかなり投稿しやすくなっています。
プレー中かどうか、グラウンド内かグラウンド外かにかかわらず、禁止されている方法で撮影した写真などを除けばSNSへ投稿できます。
たとえば、
- ピッチャーが投球している瞬間
- バッターがスイングしている瞬間
- 野手が守備をしているところ
- 選手がグローブを構えているところ
- ベンチにいる選手
- 球場内の様子
などの写真を自分で撮影してSNSへ投稿できます。
試合中にInstagramやXへ投稿してもOK
写真については、試合が終わるまで待つ必要もありません。
NPB公式FAQでも、グラウンド内でプレーする選手の写真は試合中でも投稿可能とされています。
「今撮った写真をその場でInstagramのストーリーズに載せたい」
「Xで試合観戦の様子を投稿したい」
といった使い方も可能です。
写真の投稿枚数にも制限はない
プレー中の選手写真について、
「1試合○枚まで」
という枚数制限もありません。
お気に入りの選手を何枚か撮影して、複数枚の写真をSNSへ投稿することもできます。
ただし、後ほど解説する「明らかな営利目的」や、他人に迷惑をかける方法で撮影した写真などは禁止されています。
「試合中の写真はSNS禁止」だったのは2025年2月の旧ルール
ではなぜ、
「プロ野球選手のプレー中の写真はSNSに載せてはいけない」
という話が広まったのでしょうか。
これは、2025年2月1日に施行された最初のルールでは実際に禁止されていたからです。
当初の規程では、
ボールインプレイ中のプレーヤーを撮影した写真・動画等の配信・送信
が禁止されていました。
さらに、試合中に写真や動画をSNSへ投稿すること自体にも制限がありました。
つまり当時は、自分で球場へ行って撮影した写真であっても、
- ピッチャーが投げている瞬間
- バッターが打っている瞬間
- 野手が守備をしている瞬間
などの写真をSNSへ投稿できないルールだったわけです。
そのため、現在もYouTubeやSNS、過去の記事などで、
「プロ野球のプレー写真はSNSに投稿できなくなった」
という情報を目にすることがあります。
その情報は当時としては正しかったのですが、現在のルールとは異なります。
2025年9月1日の改定で写真投稿が大幅に緩和
NPBは最初の規程を2025年2月から運用したあと、運用上の課題やファンから寄せられた意見などを踏まえてルールを見直しました。
そして2025年9月1日から改定版が施行され、
プレーシーンを撮影した写真についても、SNSへの投稿が可能
になりました。
NPB自身も改定時に、ファンによるSNS利用がさらに広がり、プロ野球の魅力やスポーツエンターテインメントとしての可能性が高まることへの期待を示しています。
つまり、
2025年2月:プレー中の写真はSNS投稿禁止
↓
2025年9月:プレー中の写真もSNS投稿OK
と大きく変わったわけです。
「禁止って聞いていたけど、結局どっち?」
と思っていた人は、ここを押さえておけば大丈夫です。
NPBは、ファンから寄せられた意見や運用上の課題などを踏まえて規程を見直しています。
→ NPB公式「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程の改定について」
プロ野球の動画をSNSに投稿するときは制限に注意
写真はかなり自由に投稿できるようになりましたが、動画は同じではありません。
特に注意したいのが、
「イニング中のグラウンド内」
を撮影した動画です。
わかりやすくいえば、
- ピッチャーの投球
- バッターの打席
- ホームラン
- ヒット
- 守備
- 走塁
など、実際の試合中のプレーを撮影した動画です。
プレー動画は「60秒以内・無編集・試合終了後」
イニング中のグラウンド内を撮影した動画をSNSへ投稿する場合は、
- 60秒以内
- 編集しない
- 1人につき1試合1回まで
- 試合終了後に投稿
という条件があります。
たとえば、目の前でホームランが出て動画を撮影できたとしても、
その場ですぐInstagramやXへアップするのはNG。
試合終了後まで待つ必要があります。
また、撮影自体が60秒までに制限されているわけではありません。
NPB公式FAQでは、撮影するだけであれば時間や回数の制限はないとされています。
制限されているのはSNSなどへ投稿する動画です。
プレー動画は全SNSを合わせて1試合1回まで
ここも間違えやすいポイントです。
たとえば、
「Xに1回、Instagramに1回、TikTokに1回なら大丈夫?」
と思うかもしれません。
しかしNPB公式FAQでは、SNSの種類を問わず、1人が1試合につき投稿できるのは1回までとされています。
つまり、
Xに1本投稿したあと、
「じゃあ別のホームラン動画をInstagramにも投稿しよう」
という使い方はできません。
複数のSNSを利用している人ほど注意したいルールです。
YouTube・Instagram・X・TikTokならルールは変わる?
基本的には、
どのSNSを使うかではなく、「何を投稿するか」で考える
のがわかりやすいでしょう。
NPBの規程でいう「配信・送信」には、
- SNS
- ブログ
- 動画投稿・共有サービス
- 電子掲示板
- ファンサイト
などへの掲載・共有が含まれています。
そのため、
「YouTubeならOK」
「InstagramのストーリーズならOK」
というわけではありません。
プレー動画であれば、利用するサービスにかかわらずNPBのルールを確認する必要があります。
イニング間・スタンド・球場グルメなどの動画は140秒以内
動画でも、すべてが「60秒・1試合1回」になるわけではありません。
グラウンド外や、イニング中以外のグラウンド内を撮影した動画については、140秒以内なら試合中でも投稿できます。
たとえば、
- スタジアムグルメ
- スタンドの応援風景
- 始球式
- 公式練習
- イニング間のイベント
- マスコットやチアのパフォーマンス
などです。
これらは140秒を超えなければ、回数制限なく投稿できます。
攻守交代の時間も「イニング中」には含まれないため、140秒以内なら試合中の投稿が可能です。
「選手が映っている=全部60秒ルール」
ではないところがポイントですね。
球場内からのライブ配信は禁止
写真や短い動画を投稿できるようになった一方で、
球場内からのライブ配信は禁止されています。
これはグラウンドを映しているかどうかにかかわりません。
つまり、
「試合をYouTube Liveで配信する」
のはもちろん、
グラウンド外を撮影するライブ配信についても認められていません。
球場で動画を撮影する場合は、
ライブ配信と通常の動画投稿は別物
と覚えておきましょう。
なぜプロ野球の動画には60秒・140秒の制限がある?
では、なぜ写真は比較的自由なのに、動画にはこれほど細かなルールがあるのでしょうか。
大きな理由のひとつが、テレビ局や配信事業者などが持つ権利の保護です。
NPB公式FAQでは、60秒という制限について、
放映権料を支払いプレー映像を放送・配信しているテレビ局や配信事業者などの権利を守りながら、ファンがホームランなどをSNSで共有する楽しみとのバランスを取るためだと説明しています。
また、多くのプレーが60秒以内に収まることも理由のひとつとされています。
一方、スタジアムグルメや応援風景など、テレビ中継との競合が比較的小さい場面については、球場の魅力発信や新しいファン獲得につなげたいという考えから、140秒まで認められています。
単純に、
「ファンに動画を投稿してほしくないから制限している」
というわけではないようです。
放映権などを守りつつ、SNSによるプロ野球の盛り上がりも活かしたい。
そのバランスを取ったルールと考えるとわかりやすいでしょう。
60秒・140秒という時間制限が設けられた詳しい理由については、NPB公式FAQでも説明されています。
選手のグローブやバットが写った写真もSNSに載せられる?
個人的に今回のルールを調べていて気になったのが、野球用品への影響です。
プロ野球を見ていると、
「○○選手のグローブ、かっこいいな」
「この選手はどこのメーカーのバットを使っているんだろう?」
と気になることがありますよね。
メーカーにとっても、プロ野球選手が自社のグローブやバットを使用することは、多くの野球ファンに商品やブランドを知ってもらうきっかけのひとつになります。
2025年2月の旧ルールではプレー中の選手写真をSNSへ投稿できなかったため、
ファンが「○○選手のグローブかっこいい!」とプレー写真をSNSで共有する機会にも影響していた可能性があります。
現在はプレー中の静止画を投稿できるため、
たとえば守備中の選手を自分で撮影して、
「このグローブ何だろう?」
とSNSで話題にすること自体は、NPBの規程上「プレー中の写真だから」という理由だけで禁止されるものではありません。
SNSがこれだけ普及した現在では、テレビ中継だけでなく、ファンが撮影した1枚の写真から野球用品に興味を持つ人もいるはずです。
野球用品が好きな私としては、この部分も今回のルール改定で興味深いポイントだと感じました。
明らかな営利目的での写真・動画投稿は禁止
ここはブログやYouTubeを運営している人には特に注意してほしい部分です。
NPBの規程では、
「明らかに営利を目的とするもの」
の配信・送信は禁止されています。
つまり、
「写真なら何に使ってもOK」
ということではありません。
NPB公式FAQでも、選手写真をSNSなどで販売するような営利目的の投稿は禁止すると説明しています。
また、収益化しているYouTubeチャンネルだから即NG、という単純な判断でもないようです。
営利目的に該当するかについては個別のケースによって判断されるため、
- 収益化YouTube
- 収益目的のSNS
- 商用ブログ
- 商品販売や広告への利用
などで選手の写真・動画を使う場合は、一般的なファン投稿以上に慎重に考えたほうがよいでしょう。
特に、
「選手の写真を広告素材として使って商品を売る」
といった使い方は、普通の観戦写真をSNSへ投稿するケースとは分けて考える必要があります。
実際にルール違反で全球団のチケット販売を拒否された事例もある
「SNS投稿のルールなら、違反しても動画を削除すれば終わりでは?」
と思うかもしれません。
しかし、実際にNPBは規程違反者への対応を行っています。
2025年には、球場で撮影したプロ野球公式戦の長尺のプレー映像をYouTubeへ投稿していた人物に対して、
プロ野球全球団主催試合の入場券販売を拒否する措置
が決定されました。
そのため、この規程は単なるSNS上のマナーではありません。
球場で撮影した動画をYouTubeやSNSへ投稿する人は、きちんとルールを把握しておきましょう。
この措置についてはNPB公式サイトでも公表されています。
SNS投稿以前に注意したい球場での撮影禁止行為
SNSへ投稿できる写真・動画でも、
撮影方法そのものが禁止されていればNGです。
NPBでは、たとえば次のような撮影を禁止しています。
- 三脚などの大型機材を使用する
- 撮影機材を掲げて他の観客の観戦を妨げる
- 通路・階段・出入口などに居座って撮影する
- フラッシュなどで試合進行を妨げる
- 撮影を拒んでいる観客やスタッフなどを撮影する
- 選手や観客、球場関係者などの身体の一部を拡大・強調して撮影する
- 他の観客や選手、球場スタッフなどに迷惑をかける
大切なのは、
「SNSに載せられるか」だけでなく「周りに迷惑をかけず撮影すること」
ですね。
プロ野球の写真・動画SNS投稿ルールまとめ
最後に、2026年現在のルールをもう一度整理します。
| 内容 | SNS投稿 |
|---|---|
| プレー中の選手の写真 | ○ |
| 写真を試合中に投稿 | ○ |
| プレー写真を複数枚投稿 | ○ |
| イニング中のグラウンド内動画 | △ |
| 上記プレー動画の長さ | 60秒以内 |
| 上記プレー動画の編集 | × |
| 上記プレー動画の投稿回数 | 1人1試合1回 |
| 上記プレー動画の投稿時期 | 試合終了後 |
| グラウンド外・イニング間などの動画 | ○ 140秒以内 |
| 球場内からのライブ配信 | × |
| 明らかな営利目的の投稿 | × |
特に覚えておきたいのは次の4つです。
写真 → プレー中でも基本的に投稿OK
プレー動画 → 60秒以内・無編集・1試合1回・試合終了後
イニング間や球場の様子など → 140秒以内
ライブ配信・明らかな営利目的 → NG
2025年2月にルールが導入された当初は、プレー中の選手写真までSNSへの投稿が禁止されていました。
そのため、
「プロ野球選手の写真はSNSに載せられない」
という情報を今でも目にすることがあります。
しかし、その後ルールは見直され、2025年9月1日からプレー中の静止画についても投稿できるようになりました。
一方、動画については現在も細かな制限があります。
せっかく球場で撮影した最高の一枚や最高の瞬間。
ルール違反を心配しながら投稿するのではなく、現在のルールを知ったうえで、プロ野球観戦とSNSの両方を楽しみたいですね。
参考
本記事は、日本野球機構(NPB)が公開している「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程(2025年9月1日施行)」および同規程に関する公式FAQを参考に作成しています。


