① バッティンググローブって必要なの?
少年野球を始めたばかりの親御さんから、こんな質問をよくいただきます。
「バッティンググローブって絶対必要ですか?素手じゃダメなんですか?」
結論から言うと、必須ではありません。素手でバットを握ってもバッティングはできます。しかし、つけるとつけないとでは手への負担もパフォーマンスも大きく変わってきます。
この記事では、バッティンググローブをつける・つけないの違いから、選び方まで徹底解説します。

私は中学生の頃から使い始めました。それからは使い続けています。
社会人になった今でも素振りはしていますが、手袋無しで素振りをするとすぐ手の皮がめくれるので重宝してます。
② つけない場合のデメリット
素手でバットを握り続けると、以下のようなデメリットがあります。
手にマメができやすい
素手でバットを握って素振りや打撃練習を繰り返すと、摩擦によって手のひらにマメができやすくなります。特に野球を始めたばかりのお子さんは手が柔らかく、マメができると痛くて練習が続けられないこともあります。
打球の衝撃で手がしびれる
バットでボールを打った瞬間、手にはかなりの衝撃が伝わります。素手の場合はその衝撃をダイレクトに受けてしまい、手がしびれたり痛くなったりすることがあります。特に冬場の寒い時期は金属バットの衝撃が強く、素手だとかなりつらいです。
汗でグリップが滑りやすくなる
夏場の練習では手に汗をかき、バットが滑りやすくなります。素手の状態でグリップが滑ると、スイングが不安定になるだけでなく、バットが飛んでいく危険性もあります。

高校生の頃は、質よりも量を振る練習もありました。そのときは汗で滑りがちだったので、バッティング手袋は必須でした。
③ つけることのメリット
バッティンググローブをつけることで、以下のようなメリットがあります。
手を保護できる
グローブが摩擦を吸収してくれるため、マメができにくくなります。毎日練習を続けるためにも、手の保護は非常に重要です。
グリップ力が上がる
バッティンググローブの手のひら部分には、滑り止め加工が施されています。汗をかいた状態でもしっかりバットを握れるため、スイングが安定します。
打球の衝撃を和らげる
グローブのクッション性が打球の衝撃を吸収し、手のしびれを軽減してくれます。特に初心者のお子さんや、練習量が多い時期には手への負担を大きく減らせます。
スイングが安定する
グリップ力が上がることで、毎回同じようにバットを握れるようになります。スイングの再現性が上がり、バッティング技術の向上にもつながります。
つける・つけないの違いをまとめるとこうなります。
| つける場合 | つけない場合 | |
| 手の保護 | ○ マメ・摩擦から守れる | × マメができやすい |
| グリップ力 | ○ 汗でも滑りにくい | △ 汗で滑ることがある |
| 打球の衝撃 | ○ 手のしびれを軽減 | × しびれやすい |
| 打球感 | △ 素手より感覚が薄い | ○ 打球感がダイレクト |
| 初心者向け | ◎ 強くおすすめ | △ 手への負担が大きい |

滑りを気にすると、ついバットをギュッと握ってしまい、余計な力が入ってしまいます。そういった意味でも、手袋のグリップ力のお陰で力まずにスイングができるようになったりします。
④ プロ野球選手はつけてるの?
「プロ野球選手はどうしているの?」と気になる方も多いと思います。
実はプロ野球選手のほとんどがバッティンググローブを着用しています。NPBの試合を見ていても、素手でバッターボックスに立つ選手はほとんど見かけません。
プロが着用する主な理由
- 毎日何百球もスイングする中で、手を保護することが不可欠
- グリップの安定がパフォーマンスに直結するため
- 汗・雨などのコンディション変化に対応するため
- ケガのリスクを減らすため
有名選手の着用スタイル
大谷翔平選手をはじめ、現代のトッププレイヤーはほぼ全員がバッティンググローブを着用しています。メーカーとスポンサー契約を結んでいる選手も多く、グローブのデザインにこだわりを持つ選手も少なくありません。
一方で、過去には「素手の方が打球感がわかる」という理由でグローブを着用しなかった選手もいました。イチロー選手は現役時代、素手に近い薄いグローブを好んで使用していたことでも知られています。
| 💡 まとめると:プロのほぼ全員がバッティンググローブを着用しています。「素手の方がいい」という考えもありますが、それは打球感を極限まで追求するトッププロの話。初心者や成長期のお子さんには、手の保護という観点からもグローブの着用を強くおすすめします。 |
⑤ バッティンググローブの選び方
サイズの選び方
バッティンググローブのサイズ選びは非常に重要です。大きすぎるとグリップが安定せず、小さすぎると血行が悪くなります。
- 手のひらの幅と中指の長さを測って、メーカーのサイズ表と照らし合わせる
- 試着できる場合は、指先に少し余裕がある程度がベスト
- 子どもは成長が早いので、シーズンごとにサイズを確認する
片手・両手どちらを選ぶ?
- 両手着用:初心者・子どもに最適。両手をしっかり保護できる
- 片手着用(右打ちなら左手のみ):上級者や打球感を重視する選手向け
初心者のお子さんには両手着用をおすすめします。
素材の選び方

- 合成皮革:価格が手頃でお手入れが簡単。初心者向け
- 天然皮革:フィット感・耐久性が高いが価格は高め。中級者以上向け
- メッシュ素材:通気性が高く夏場に最適

合成皮革は擦れに強く、耐久性もあります。洗濯もしやすく、ガシガシ使っていけます。

こちらが羊革です。擦れによる摩耗が見られますが、破れまでには至りません。
高校生の頃、誤って洗濯してしまい、カリッカリになってショックを受けたのを今でも覚えています(笑)
天然革の手袋は基本的には洗濯NGなので、普段のこまめな汚れ拭きを行うか、洗濯可のものを選びましょう。

私は素振り、バッティング練習用と試合用で分けていました。素振りでは安価で丈夫な合成皮革。試合用は天然皮革の羊革の手袋を使っていました。羊革の手触り、フィット感がすごい好みではめた瞬間これだと思いました。適度に柔らかく、バットの握り心地がとても良いです。
カテゴリ別・色の規定
バッティンググローブはカテゴリによって使用できる色に規定があります。購入前に必ず確認しましょう。
| カテゴリ | 色の規定 | 備考 |
| 高校野球(高野連) | 白または黒の単一色のみ | ロゴも含めて単色 |
| 中学軟式(中体連) | 白または黒の単一色のみ | 中体連に準じる |
| リトルシニアリーグ | 黒・白・紺・赤ベースで2色まで | 連盟規定あり |
| ボーイズリーグ | 色の規制なし | 指定業者品であること |
| 学童・少年野球(軟式) | 連盟規定なし | チーム・地域により異なる |
| ⚠️ 注意:学童・少年野球(軟式)は連盟としての色規定はありませんが、チームや地域によって独自のルールがある場合があります。カラフルなデザインを購入する前に、必ずチームの監督やコーチに確認しましょう。迷った場合は白か黒を選ぶのが無難です。 |

先程の写真で言えば、黒のミズノの手袋は単色なので高校野球で使用することができます。NBのバッティング手袋は、白色ですが、NBのロゴが金色のため使用することはできません。試合では禁止なだけで、練習では使うことができます。
デザイン・カラー
色規定の範囲内であれば、お子さんの好きなデザインを選ぶとモチベーションアップにつながります。お気に入りの道具を使うことで、練習への意欲も高まります。
子どもは成長に伴ってサイズが変わるため、最初は手頃な価格のものから始めるのがおすすめです。
⑥まとめ:結局つけた方がいい?
結論としては、バッティンググローブはつけることを強くおすすめします。
- 手のマメ・しびれを防ぎ、毎日練習を続けられる
- グリップが安定してスイングの質が上がる
- プロのほぼ全員が着用している実績がある
- 価格も手頃で、コスパの高い道具のひとつ
「素手の方が打球感がわかる」という意見もありますが、それは打球感を極限まで追求するトッププロの話です。初心者のお子さんや、これから野球を楽しく続けたいと思っているなら、まずはバッティンググローブをつけて練習することをおすすめします。
手を守りながら、楽しく野球を続けていきましょう!



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