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どうも、物欲パパです。
親指の付け根に入れた背番号。小指側に入れたチーム名。ウェブの裏にこっそり入れた名前。刺繍は、同じ型のグラブを完全に自分のものに変えてしまう装備です。
料金は1箇所あたり1,000〜3,000円程度。グラブ本体の値段を考えれば、正直安い。だから、つい増やしたくなります。
ただ、増やしすぎると一気に安っぽくなります。失敗するのは、たいてい文字数と糸色です。
この記事では、グラブ刺繍の入れ方・料金・入れる場所のおすすめを、実例つきで整理します。
結論:刺繍は「小指裏に名前」が最も失敗しない
- 迷ったら小指裏(小指側の側面)にローマ字の名前。定番中の定番で、悪目立ちしない
- 料金相場は1か所 1,000〜3,000円。文字数ではなく「か所」で数える店が多い
- 納期は店頭持ち込みで1〜3週間。新品購入と同時なら早いことが多い
- 刺繍は基本的に消せない。抜いても穴が残る。入れる前に位置と文字を紙に書いて確認する
- チーム名より個人名のほうが長く使える。チームは変わるが名前は変わらない
- 糸色はグラブ本体の色より少し明るいか、ラベルの色に合わせると一番きれいに見える
グラブ刺繍とは?入れられる場所と種類
グラブ刺繍は、革の表面に糸で文字やマークを縫い付ける加工です。工業用のミシンで入れるため、家庭でやるものではなく、メーカーまたは加工可能なスポーツ店に依頼します。
入れられる場所は、グラブの構造上おおよそ決まっています。革が一枚で平らになっている面でないと、ミシンが入らないからです。
| 場所 | 入れる内容の定番 | 見え方 |
|---|---|---|
| 小指裏(小指側の側面) | 名前(ローマ字) | 自分からよく見える。最も定番 |
| 親指裏(親指側の側面) | 背番号・イニシャル・チーム名 | 相手や周囲から見えやすい |
| ラベル下(手のひら側の上部) | 名前・一言・チーム名 | 構えると隠れる。控えめ |
| 背面(手の甲側の広い面) | 大きめのロゴ・チーム名 | 最も目立つ。上級者向け |
| バンド部・手口周り | イニシャル・数字 | 店により不可の場合あり |
入れられる文字は、ローマ字・数字が基本です。漢字やひらがなも対応する店はありますが、書体が限られたり追加料金になったりします。
グラブ刺繍の料金相場|1か所いくら?
ここが一番知りたいところだと思います。私が実際に何店舗か回って確認した範囲と、大手量販店の一般的な設定をまとめます。
| 依頼先 | 料金の目安 | 納期の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| スポーツ量販店で購入と同時 | 1か所 1,000〜2,000円 | 1〜2週間 | 最も安く早い。無料キャンペーンも |
| 持ち込み(他店購入品) | 1か所 2,000〜3,500円 | 2〜4週間 | 断られる店もある。要事前確認 |
| メーカーオーダー時に指定 | 1か所 1,500〜3,000円 | グラブ本体と同時(1〜3か月) | 最も仕上がりがきれい。書体も選べる |
| ネット刺繍代行 | 1か所 1,500〜3,000円+送料 | 2〜4週間 | 近くに店がない人向け |
ポイントは「そのグラブを買った店だと安い、または無料になる」ことです。新品を買うタイミングが、刺繍を入れる最大のチャンスです。あとから思い立って持ち込むと、金額が倍近くになることも珍しくありません。
刺繍を入れるなら「買うとき」が正解
量販店では、グラブ購入時に「ネーム刺繍1か所無料」というサービスをやっている時期があります。特に新入学シーズン(2〜4月)と年末商戦(11〜12月)は狙い目です。
つまりグラブを買い替えるタイミングと刺繍を入れるタイミングは、必ずセットで考えるのが得です。これから購入予定なら、刺繍サービスの有無まで含めて店を選んでください。
サイズ選びから見直すなら少年野球のグローブのサイズの選び方|手の大きさ別・学年別を、メーカーで迷っているならミズノとローリングスのグローブを比較|少年野球はどっちを選ぶ?とゼットと久保田スラッガーを比較|少年野球向けの違いを解説もあわせてどうぞ。
入れる場所のおすすめ|目的別に選ぶ
ここが本題です。「どこに入れるのが正解か」は、何のために入れるかで変わります。
紛失防止・取り違え防止が目的なら → 小指裏に名前
少年野球で一番多い刺繍の理由がこれです。チームでグラブが並ぶと、同じモデル・同じ色が3つも4つも並ぶことがあります。小指裏にローマ字で名前を入れておけば、遠目でも自分のものだとわかります。
小指裏を推す理由は、グラブを構えたときに自分の視界に入り、なおかつ試合中に目立ちすぎないからです。控えめだけど機能する、一番バランスのいい位置です。
気持ちを上げたい・特別感が欲しいなら → 親指裏に背番号
背番号や、好きな数字を親指裏に入れるパターン。相手や観客からも見える位置なので、「自分のグラブ」という所有感が一番強く出ます。
ただし注意点があります。背番号は学年が上がると変わります。チームによっては毎年変わることもある。長く使うグラブに入れるなら、背番号より生まれ月や好きな数字のほうが後悔しません。
チームの一体感を出したいなら → 親指裏か背面にチーム名
チーム全員で同じ位置に同じチーム名を入れる、というのは見た目が非常にかっこいい。ただこれも注意で、中学・高校でチームが変わると刺繍だけが残ります。そのグラブを何年使う予定かを考えてから決めてください。
絶対に外したくないなら → ラベル下に控えめに
「一応名前は入れておきたいけど、目立つのは嫌」という子もいます。その場合はラベル下(手のひら側の上部)。構えると手で隠れるので、ほとんど目立ちません。
- 迷ったら小指裏にローマ字の名前、1か所だけ。これが最も失敗しない
- 背番号・チーム名は「変わる可能性がある」ことを必ず考える
- 最初は1か所。物足りなければ後から足せるが、消すことはできない
糸色の選び方|ここで仕上がりの8割が決まる
意外と軽く決められがちですが、糸色は仕上がりの印象を大きく左右します。
| グラブ本体の色 | きれいに見える糸色 | 避けたほうがいい色 |
|---|---|---|
| ブラック | ホワイト・ゴールド・シルバー | ネイビー(同化して見えない) |
| オレンジ・タン系 | ブラック・ネイビー・ホワイト | イエロー(にじんで見える) |
| レッド・ブラウン系 | ホワイト・ゴールド・ブラック | レッド(同系色でぼやける) |
| ネイビー | ホワイト・ゴールド・レッド | ブラック(見えない) |
基本の考え方はシンプルです。グラブ本体と明度差をつける。色相ではなく明るさで差をつけると、遠目でも文字がはっきり読めます。
もうひとつの安全策が、グラブのラベルや紐の色に糸色を合わせるやり方。すでにそのグラブに使われている色なので、まとまりが出て絶対に外しません。私はこの方法をよく使います。
刺繍を入れる前に必ず確認する5つのこと
発注前チェックリスト
1. スペルは合っているか — ローマ字の綴りは店の伝票に自分で書く。口頭だけで伝えない
2. 大文字・小文字はどうするか — 全部大文字か、頭だけ大文字か。指定しないと店任せになる
3. その位置は本当にそこでいいか — 実物にマスキングテープを貼って、当日そのまま持ち込むと確実
4. 型付けは刺繍の前か後か — 順番で仕上がりが変わります(後述)
5. 保証はどうなるか — 刺繍を入れると、メーカー保証や返品の対象外になる場合があります。必ず確認を
特に5番は見落としがちです。刺繍を入れた時点で「加工済み」扱いになり、初期不良以外の返品・交換ができなくなる店がほとんどです。サイズが本当に合っているか、数日使ってから刺繍を入れるくらいでちょうどいいと私は思っています。
型付けと刺繍、どっちが先?
結論、刺繍が先、型付けが後です。
理由は単純で、型付け済みのグラブは革が柔らかく形が付いているため、ミシンにセットしづらく、店によっては断られます。新品の平らな状態のほうが、きれいにまっすぐ入ります。
湯もみ型付けを予定しているなら特に注意です。湯もみのあとに刺繍を入れると、革が縮んで文字が歪むことがあります。順番は「刺繍 → 型付け」で覚えてください。型付けの選び方は湯もみ型付けと手もみ型付けの違い|少年野球はどっちを選ぶべき?で詳しく書いています。
刺繍を安く済ませる方法・入れずに済ませる方法
正直に書きます。刺繍は「入れなくても野球はできる」加工です。予算を抑えたいなら、代わりの手はあります。
| 方法 | 費用 | 評価 |
|---|---|---|
| 購入店の無料刺繍キャンペーンを使う | 0円 | ◎ 最優先で狙う |
| ネームタグ・ワッペンを紐に付ける | 300〜1,000円 | ○ 外せるので買い替えても使える |
| 革用ペンで裏側に名前を書く | 500円前後 | ○ 紛失防止だけなら十分 |
| 1か所だけに絞る | 1,000〜2,000円 | ◎ 3か所入れる必要はほぼない |
| 中古グラブに入れる | 2,000〜3,500円 | △ 持ち込み料金になり割高 |
紛失防止だけが目的なら、ネームタグを紐に通すだけで十分に用は足ります。しかも買い替えたときに移し替えられる。刺繍は「見た目と気持ち」に払うお金だと私は割り切っています。
中古グラブを検討している方は中古グローブはあり?メルカリ・フリマで買うときの注意点もあわせてどうぞ。前の持ち主の刺繍が入っている個体の扱いについても書いています。
刺繍でよくある失敗と、その回避法
実際によく聞く失敗
「思ったより文字が大きかった」 — 書体見本は必ず実物サイズで見せてもらう。カタログの写真は縮小されています
「背番号が変わってしまった」 — 背番号は入れない。入れるなら好きな数字を
「兄弟のお下がりに回せなくなった」 — 下の子がいる家庭は、名字だけ・イニシャルだけにしておくと回せます
「糸色が同化して見えない」 — 明度差をつける。店頭で実物のグラブに糸見本を当ててもらう
特に兄弟でお下がりを回す予定があるなら、下の名前ではなく名字かイニシャルにしておく。これはかなり実用的なアドバイスだと思います。少年野球のグラブは、上の子が2〜3年使って下の子に、という流れが本当に多いので。
ポジション別グラブと刺繍の相性
ポジション専用のグラブは、そもそも形が特殊なので刺繍を入れられる面が限られます。
| 種類 | 刺繍のしやすさ | おすすめ位置 |
|---|---|---|
| 内野手用・外野手用 | ◎ どこでも入る | 小指裏 |
| 投手用 | ○ 入るが制約あり | 小指裏(※白系の糸は不可の場合あり) |
| ファーストミット | ○ 面が広く入れやすい | 小指裏・背面 |
| キャッチャーミット | △ 革が厚く場所が限られる | 親指裏 |
投手用グラブは要注意です。公認野球規則で、投手のグラブには白・灰色を使ってはいけないと定められています。糸色でも白系はトラブルの元なので避けてください。詳しくは投手用グローブの特徴と選び方|色の規定とサイズの目安で解説しています。ファーストミットはファーストミットの選び方|少年野球で本当に必要?をどうぞ。
左利きの子は、そもそも選べるモデル自体が少ないので、刺繍の可否も含めて店で確認を。左利き用グローブの選び方|少年野球で数が少ない理由と探し方にまとめました。
刺繍を長持ちさせるお手入れ
刺繍そのものは丈夫ですが、周りの革が傷むと糸が浮いてきます。
ポイントはオイルを刺繍部分に直接塗り込まないこと。糸に油が染みると黒ずみ、色が濁ります。刺繍の周囲は避けて塗り、はみ出したらすぐ乾いた布で拭き取ってください。オイルの選び方と塗り方はグラブオイルの選び方と塗り方|少年野球で失敗しない手入れの基本にまとめています。
よくある質問
まとめ
- 迷ったら小指裏にローマ字の名前を1か所。これが最も失敗しない
- 料金相場は1か所 1,000〜3,000円。購入店なら安く、無料キャンペーンもある
- グラブを買うときが刺繍を入れる最大のチャンス。あとからだと割高になる
- 順番は刺繍 → 型付け。逆にすると文字が歪むことがある
- 背番号は変わる。チーム名も変わる。変わらないのは名前だけ
- 糸色は本体と明度差をつけるか、ラベル・紐の色に合わせる
- 紛失防止だけならネームタグで十分。刺繍は見た目と気持ちに払うお金
刺繍を入れたグラブは、子どもにとって「ただの道具」から「自分の相棒」に変わります。私自身、名前を入れたグラブは扱いが丁寧になりました。手入れをするようになるし、置き場所も気にするようになる。数千円で道具を大切にする習慣が身につくなら、悪くない投資だと思っています。
これからグラブを買う予定なら、刺繍サービスの有無まで含めて店を選んでください。クリスマスや進級のタイミングで考えている方は野球少年へのクリスマスプレゼント|予算別おすすめと失敗例もどうぞ。チーム選びから検討中の方は少年野球チームの選び方|入団前チェックリスト10を先に読んでいただくといいかもしれません。
物欲パパでした。(自分のグラブに何を入れるかを、もう5年くらい決められずにいます)
※料金・サービス内容・納期は店舗やメーカー、時期によって変わることがあります。最新情報は各店舗・メーカー公式サイトでご確認ください。
※記載の価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格(税込)です。実売価格は販売店やセールによってこれより安くなることがあります。購入前に最新の価格をご確認ください。


