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どうも、物欲パパです。
売り場に並ぶグローブのうち、左投げ用(右手にはめるタイプ)はだいたい1割あるかどうかです。店によっては、棚の端にひとかたまりで置かれているだけ、ということもあります。
色が選べない。サイズが選べない。気に入ったモデルに限って設定がない。左利きの子を持つ親が最初にぶつかるのは、この「選択肢の壁」です。
ただ、これはメーカーの怠慢ではなくはっきりした理由があります。理由がわかると、探し方も変わります。
この記事では、左利き用グローブの種類が少ない理由と、その中で失敗しない買い方を整理します。
結論:左利き用は「早く動く・遠くで探す・ポジションを絞る」の3つ
- 左利き用は生産数が右利き用の1割前後。店頭在庫は期待せず、ネット中心で探すのが正解
- 「気に入ったものを見つけたら即決」。次に来たときには売り切れています
- 左利きが守れるのはピッチャー・ファースト・外野。この3つを前提にモデルを選ぶ
- 迷ったらオールラウンド用(外野兼用の少し大きめ)が一番つぶしが効く
- 価格帯は右利き用と同じ。少年軟式用で11,000〜22,000円が中心
なぜ左利き用のグローブは種類が少ないのか
単純に、需要が少ないからです。日本人の左利きは全人口の約11%。さらに野球では「右投げ左打ち」に矯正されるケースも多く、実際に左投げでプレーする子はもっと少なくなります。
メーカーからすれば、同じ型を左右両方作ると在庫リスクが倍になります。だから多くのメーカーは、売れ筋モデルだけを左利き用でも展開し、それ以外は右利き用のみという判断をしています。
| 項目 | 右利き用 | 左利き用 |
|---|---|---|
| モデル数 | 1シリーズ10〜20型 | 1シリーズ1〜3型 |
| カラー展開 | 4〜6色 | 1〜2色(黒・オレンジが中心) |
| 店頭在庫 | 豊富 | 1〜2個あればいいほう |
| 価格 | 定価どおり | 同じ(高くはならない) |
| セール・型落ち | 頻繁にある | 少ないが、残ると値下がりしやすい |
ひとつだけ朗報があります。左利き用は価格が高くなるわけではありません。同じモデルなら同じ値段です。そして売れ残った左利き用が型落ちセールで大きく値下がりすることもあります。これは狙い目です。
左利きが守れるポジションは3つだけ
グローブを選ぶ前に、ここを親が理解しておく必要があります。左投げの子が守れるポジションは、現実的に次の3つです。
| ポジション | 左投げの評価 | 必要なグラブ |
|---|---|---|
| ピッチャー | むしろ有利(左腕は貴重) | 投手用(閉じたウェブ) |
| ファースト | 有利(送球の向きが自然) | ファーストミット |
| 外野 | 問題なし(特にライト・センター) | 外野用(大きめ) |
| セカンド・サード・ショート | ×(送球で体を回す必要があり不利) | — |
| キャッチャー | ×(左用ミットがほぼ存在しない) | — |
「守れる場所が少ない」とネガティブに捉えがちですが、私は逆だと思っています。左投げというだけで、ピッチャーとファーストの候補に自動的に入るからです。学童では左腕投手は本当に少ない。それだけで武器になります。
学年別・失敗しないサイズと種類の選び方
低学年(1〜3年生)は「オールラウンド用」一択
低学年のうちはポジションが固定されません。ピッチャーもやるし外野もやる。ここでファーストミットや投手用を買うと、他のポジションで困ります。
低学年は迷わずオールラウンド用(内野・外野兼用)を選んでください。サイズはSS〜Sサイズが目安です。詳しいサイズの決め方は少年野球のグローブのサイズの選び方|手の大きさ別・学年別にまとめています。
高学年(4〜6年生)はポジションで絞る
4年生以降、守る場所がだいたい決まってきます。ここからは専用型を検討する段階です。
高学年・ポジション別の選び方
ピッチャー中心:投手用。ウェブが閉じていて球種が見えないタイプ。ただし少年野球では「投手兼外野」が多いので、外野兼用の投手型が現実的です。
ファースト中心:ファーストミット。ただし左利き用のジュニアファーストミットは特に品薄なので、見つけたら即確保を。
外野中心:外野用(Mサイズ以上)。少年軟式なら大きすぎると扱えないので、Lサイズまでにとどめるのが無難です。
「つぶしが効く」のは外野兼用のオールラウンド
左利き用は選択肢が少ないので、「専用型にこだわりすぎると何も買えない」という事態になりがちです。実際、私が保護者に一番よくすすめるのはやや大きめのオールラウンド用です。
これ1つあれば、ピッチャーも外野も守れます。ファーストだけはミットが欲しくなりますが、学童レベルならオールラウンドで代用しているチームも多いです。
どこで買うのが正解か|左利き用は「探し方」がすべて
| 購入先 | 左利き用の見つけやすさ | ポイント |
|---|---|---|
| 大型スポーツ店 | △ | 手にはめて試せるのが最大の価値。在庫は少ないが取り寄せ可 |
| 野球専門店 | ○ | 左利き用の相談ができる。型付けまで頼めるのが強い |
| ネット通販 | ◎ | 「左投げ用」で検索すれば全国の在庫から選べる。最有力 |
| メーカーのオーダー | ◎(確実) | 確実に手に入るが納期2〜3か月・価格2〜4万円。高学年向け |
| 中古・フリマ | ○ | 左利き用は中古市場でも数が少ない。状態の見極めが必須 |
私の結論はこうです。「サイズ感を店頭で確かめて、実際の購入はネットで」。店頭で右利き用の同シリーズを子どもにはめさせてサイズを確定させ、そのサイズの左投げ用をネットで探す。この二段構えが一番失敗しません。
左利き用グローブで特に気をつけたい3つのこと
1. 「見つけたら即決」がセオリー
右利き用なら「もう少し他も見てから」で問題ありません。左利き用は違います。サイズが合っていて予算内なら、その場で買う。次の週末には無くなっています。これは大げさではなく、本当にそうです。
2. 型付けを頼める店を先に確保しておく
ネットで買うと、型付けが自分たち任せになります。新品のグラブは硬く、そのままでは子どもの力では閉じられません。買う前に「型付けだけ頼めるお店」を探しておくとスムーズです。自宅でやる方法は湯もみ型付け vs 手もみ型付け|少年野球のグローブはどっちがいい?で解説しています。
3. 兄弟でのお下がりが効かない前提で考える
右利きの兄弟がいる場合、左利きの子のグラブは受け継げません。逆もしかりです。グローブ代は他の子より1台分多くかかると最初から予算に入れておくと、後で慌てません。
メーカー別|左利き用の展開が比較的多いのは
「どのメーカーなら左投げ用が見つかりやすいか」という視点で選ぶのも、左利きならではの現実的な戦略です。
| メーカー | 左投げ用ジュニアの展開 | 価格帯(少年軟式) |
|---|---|---|
| ミズノ | ◎ 主要シリーズに左投げ用あり | 11,000〜28,000円 |
| ゼット | ◎ ジュニア展開が厚い | 8,000〜18,000円 |
| エスエスケイ | ○ | 9,000〜20,000円 |
| ローリングス | ○ デザイン重視の子に人気 | 11,000〜28,000円 |
| 久保田スラッガー | △ 数は少ないがオーダー可 | 18,000〜35,000円 |
各メーカーの性格の違いはミズノとローリングスのグローブを比較|少年野球用はどっちが合う?とゼットと久保田スラッガーのグローブを比較|少年野球用の違いで詳しく書いています。
買った後にやること|長く使うためのメンテナンス
左利き用は買い替えのハードルが高い。だからこそ、1台を長く大事に使う意味が右利きより大きいです。
- 練習後はブラシで土を落として陰干し。これだけで寿命がまるで変わります
- オイルは月1回・薄く。塗りすぎは重くなり型崩れの原因になります
- 保管時はボールを挟んでグラブベルトで縛る。型が保てます
- 紐が切れたら早めに交換。放置すると型が崩れて元に戻りません
オイルの選び方と塗り方はグラブオイルの選び方と塗り方|少年野球のグローブを長持ちさせるにまとめています。
よくある質問
まとめ
- 左利き用は生産数が少ないだけで、性能も価格も右利き用と同じ
- 探すならネット中心。店頭はサイズ確認の場と割り切る
- サイズが合って予算内ならその場で即決。迷っている間に消えます
- 低学年はオールラウンド用、高学年は投手・ファースト・外野で絞る
- 左投げはピッチャーとファーストで有利。選択肢が狭いのではなく、武器がある
- 兄弟でお下がりが効かないので、グラブ代は1台分多く見ておく
左利きの子の親御さんは、グローブ選びで一度は必ず苦労します。でもその分、手に入れた1台への思い入れは強くなります。チームで数少ない左腕として、その子だけの武器を持っているということでもあります。焦らず、でも見つけたら迷わず。それが左利き用グラブ探しのコツです。
物欲パパでした。(左投げ用の棚が小さいのを見るたび「ここに私の欲しいものは無い」と安心します。財布が)
※各メーカーの左投げ用の展開状況・価格は変わることがあります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
※記載の価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格(税込)です。実売価格は販売店やセールによってこれより安くなることがあります。購入前に最新の価格をご確認ください。


