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どうも、物欲パパです。
M号、J号、A号、B号、C号、D号。
軟式ボールの規格は、これだけあります。しかも半分は、今の少年野球ではもう使いません。古い情報が検索結果に残り続けているせいで、練習球を1つ買うだけで30分溶けます。
グラブとバットの話なら何時間でも喋れる私ですが、ボールだけは「安いやつでいいでしょ」で済まされがちです。でもボールは、子どもが一番多く触る道具です。ここを軽く見ると、練習の質がそのまま落ちます。
この記事では、M号球とJ号球の違いを表で整理して、何年生まではJ号球なのか、いつM号球に切り替わるのかまではっきりさせます。練習球の選び方も一緒に解説します。
結論:小学生はJ号球、中学生以上はM号球
- J号球=小学生用(学童)、M号球=中学生以上(一般・草野球)。まずこれだけ覚えれば十分です
- 切り替わるのは中学入学のタイミング。小学6年生までは全部J号球です
- M号球はJ号球より直径で約3mm大きく、重さで約7g重い。数字は小さいですが体感差はかなりあります
- 2018年に規格が変わり、A号・B号・C号は廃止されてM号・J号の2種類に統合されました
- 練習球は試合球と同じ号数を選ぶこと。ここを間違えると感覚がずれます
M号球とJ号球の違い|一覧表
まずは数字で確認しましょう。日本野球連盟(JSBB)が定める公認球の規格です。
| 項目 | M号球 | J号球 |
|---|---|---|
| 対象 | 中学生・一般・草野球 | 小学生(学童) |
| 直径 | 約71.5mm | 約68.5mm |
| 重さ | 約136.2〜138.8g | 約129.0〜131.0g |
| 反発力(1.5m落下) | 約80cm前後 | 約70cm前後 |
| M/Jの由来 | Middle(中学以上) | Junior(小学生) |
| 旧規格でいうと | A号・B号の後継 | C号の後継 |
| 1ダース価格の目安 | 6,000〜8,000円 | 5,500〜7,500円 |
ポイントは直径3mm・重さ7gの差です。「たった3mm」と思うかもしれませんが、これがグローブの捕球感と打球の飛び方をはっきり変えます。
2018年の規格変更|A号・B号・C号はもうない
ネットで古い記事を読んでいると「A号球」「C号球」という表記に出会います。これは2018年3月末で廃止された旧規格です。
| 旧規格(〜2018年3月) | 対象 | 現行規格(2018年4月〜) |
|---|---|---|
| A号球 | 一般・大人 | M号球に統合 |
| B号球 | 中学生 | M号球に統合 |
| C号球 | 小学生 | J号球に変更 |
| D号球 | ゴム製・低学年練習用 | 廃止(一部練習球として流通) |
なぜ規格が変わったのか
大きな理由は「硬式球に近づけるため」です。旧規格の軟式球は硬式球より一回り小さく、中学軟式から高校硬式に上がる子が苦労していました。
M号球は硬式球(直径約73mm・重さ約145g)にかなり近いサイズになっています。これで中学から高校への移行がスムーズになりました。
また、旧A号とB号は実はほぼ同じ規格だったため、統合されて今のM号1種類になっています。
今から買う場合、店頭に並んでいるのは基本的にM号かJ号だけです。中古やアウトレットでA号・C号を見かけたら旧規格なので、試合には使えません。練習球としては使えますが、感覚がずれるのでおすすめしません。
J号球からM号球に変わると何が起きるか
数字の話だけでは実感が湧かないと思うので、現場で何が起きるかを書きます。中学に上がった子が最初に戸惑うポイントです。
1. 打球が飛ばなくなる(最初だけ)
M号球は重く、反発の質が違います。J号球と同じスイングをするとボールに押し負けて、詰まった打球が増えます。
ただしこれは慣れの問題です。1〜2ヶ月で体が対応します。逆に、M号球に慣れた子がJ号球を打つと、面白いように飛びます。
2. 打球が速く、伸びるようになる
反発力が上がったので、芯で捉えたときの打球速度が明らかに違います。守備側から見ると内野の打球処理が一気にシビアになります。
私は草野球で外野をやっていますが、M号球は外野の頭を越えてくる打球が本当に増えました。旧規格を知っている世代ほど、この変化を実感します。
3. 捕球時の衝撃が強くなる
重い球が速く飛んでくるので、当然グローブに来る衝撃も強くなります。小学生用の小さいグローブのままだと、捕球面が足りず弾きやすくなります。
中学進学時にグローブを買い替える理由の大半がこれです。サイズの考え方は少年野球のグローブのサイズの選び方|手の大きさ別・学年別に整理しています。
練習球の選び方|号数と「練習球グレード」の2軸で選ぶ
自主練用にボールを買うとき、迷うのがここです。結論から言います。
- 号数は試合球と必ず同じにする|小学生ならJ号、中学生以上ならM号
- グレードは「検定球」と「練習球(スリケン・傷あり品)」の2種類。自主練なら練習球で十分
- 練習球は1ダース3,000〜5,000円。検定球より2〜3割安い
- 壁当て・ティー用ならウレタン製やスポンジ製の軽量球も選択肢。近所迷惑にならず、室内でも使える
- 1ダース(12球)あれば、親子のノック・ティーは十分回ります
買うときに見る3つのポイント
| 見るところ | 判断基準 |
|---|---|
| 号数(M / J) | 試合で使う球と同じにする。ここだけは絶対に間違えない |
| JSBBマークの有無 | 公式戦で使うなら必須。自主練だけなら不要 |
| メーカー | ナガセケンコー / ダイワマルエス が2大定番。どちらでも問題なし |
ナガセケンコーとダイワマルエスは、どちらも公認球メーカーです。実質どちらを買っても品質差はありませんので、安い方で構いません。チームで指定がある場合はそれに従ってください。
親子練習に軽量球・ウレタン球という選択肢
ここは正直に書きます。家の近くでJ号球を使った壁当ては、まず苦情が来ます。音が大きく、外壁も傷みます。
そこでおすすめしたいのが、練習用の軽量球です。
| 種類 | 価格帯 | 向いている練習 |
|---|---|---|
| スポンジ球・ウレタン球 | 1,000〜2,500円(6〜10球) | 室内ティー・壁当て・低学年の捕球練習 |
| 穴あきボール(バッティング用) | 1,500〜3,000円(10〜20球) | 庭でのトスバッティング。飛距離が出ないので安全 |
| サンドボール(重量球) | 2,000〜4,000円 | 高学年以上のスイング強化。低学年には不向き |
| J号・M号 練習球 | 3,000〜5,000円(1ダース) | グラウンドでのノック・実戦感覚の練習 |
私のおすすめは「実球1ダース+ウレタン球1セット」の組み合わせです。グラウンドでは実球、家ではウレタン球。これで平日も練習できます。
自宅練習のメニューは少年野球のティーバッティング|自宅でできる練習メニューにまとめています。
硬式球とはどう違うのか
中学で硬式(リトルシニア・ボーイズ)を選ぶ場合、ボールがまったく別物になります。参考までに並べておきます。
| 項目 | J号球 | M号球 | 硬式球 |
|---|---|---|---|
| 直径 | 約68.5mm | 約71.5mm | 約72〜74mm |
| 重さ | 約130g | 約137g | 約141.7〜148.8g |
| 素材 | ゴム(中空) | ゴム(中空) | コルク芯+牛革 |
| 1ダース価格 | 5,500〜7,500円 | 6,000〜8,000円 | 9,000〜15,000円 |
M号球は硬式球にかなり近いサイズです。だからこそ、中学軟式を経て高校で硬式に進む道も現実的になりました。中学でどちらを選ぶかは軟式と硬式の違い|中学でどっちを選ぶべきかで詳しく比較しています。
硬式の体験会に行くときのチェックポイントは中学硬式野球の体験会で見るべき7つのポイントにまとめました。
よくある質問
まとめ
- J号球=小学生、M号球=中学生以上。切り替わるのは中学入学のタイミング
- M号球はJ号球より直径+3mm・重さ+7g。数字以上に打球と捕球感が変わる
- 2018年に規格変更。A号・B号・C号は廃止され、M号・J号の2種類に
- 練習球は試合球と同じ号数を選ぶ。1ダースあれば親子練習は十分回る
- 家での練習はウレタン球・穴あき球を併用すると近所迷惑にならない
- 安く抑えるならスリケン・訳あり品。性能は同じで2〜4割安い
ボールの号数は、知ってしまえば単純な話です。でも知らないまま間違ったものを買うと、お子さんの感覚がずれてしまいます。
まずはお子さんの学年に合った号数を1ダース。それだけで、週末以外の練習環境が一気に整います。
チーム選びから道具の準備まで一通り知りたい方は少年野球チームの選び方|入団前に必ず見るべき10のチェックリストと少年野球を始めるのに必要なもの一覧|最初に買う道具と後回しでいい道具もあわせてどうぞ。
物欲パパでした。(ボールって気づいたら車のトランクで増殖してますよね)
※ボールの規格・価格は変わることがあります。最新情報は各メーカーおよび公益財団法人全日本軟式野球連盟の公式サイトでご確認ください。
※記載の価格は2026年9月時点のメーカー希望小売価格(税込)です。実売価格は販売店やセールによってこれより安くなることがあります。購入前に最新の価格をご確認ください。


